2010年12月5日

クロスカントリーと夜間フライトについて[グラウンドスクール07]

今日は朝から穏やかな天気でしたが、Elianから「今日はグラウンドスクールにしよう。あと時間を遅くするのは可能か」というテキストメッセージが届き、ゆっくりと昼からのグラウンドスクールになりました。

クロスカントリー
前回の宿題で、KAJO(Riverside)-KRNM(Ramona)-KREI(Redland)-KAJOというトライアングルをまわるうライトプランを作成するように言われていたので、このことについてだろうと察しはつきました。フライトプラン(Navlog)については、Excelに各チェックポイント名、それぞれの間の真方位と距離、さらに上空の風を入力すると、自動で計算をしてくれるワークシートを作成してみました。一応E6Bという計算盤の使い方も習いましたが、毎回異なる風向風速のたびに全て計算し直すのが面倒なため、何とか楽を出来ないかと思った訳です(笑)。欲が出て、燃料消費量から、TOCやTODの計算まですべて自動で出せるようにしたり、さらに将来別の機種に乗る時も機体の性能データを交換するだけで対応できるようにと、いろいろ機能を増やしたため、結果として楽をするはずが、いささか時間をかけてしまいました。
これをElianに見せたところ、かなり驚いてもらいました。これをプリントアウトして持って行けば、手書きで紙のNavlogに入力する必要はないそうです。なので、下の余白に、メモや周波数、ウェザーインフォを記入する欄も設けました。
グラウンドスクールの内容ですが、クロスカントリーのナビゲーションについては、地図とExcelで作ったNavlogを確認してスムーズに話が終わりました。アドバイスとしては、Navlog上のチェックポイントは、もっと間隔が開いていても良いとの事でした。Navlogのポイントはデータ・レファレンスなので、それ以外に地図上でビジュアル・レファレンスを作っておけば、チェックポイントが20マイル以上離れていても問題ないそうです。ただ「それでも、チェックポイントを多めに用意しておいた方が安心なんだけど」と言ったところ、「Excelで作れるなら大した手間にもならないだろうし、別に多めでも構わない」との事でした。今回もフリーウェイを多用し、チェックポイントもインターセクションを使ったりしています。
ナビゲーションに関しては、ATCの各種サービスについても説明を受け、また質問しました。APPやCTRのレーダーアドバイザリー、FSSはどのように機能するか、特にレーダーアドバイザリーはどこまで頼めるのか、前から疑問に思っていたことだったので、かなりしつこく聞いてみました。基本的には、レーダーアドバイザリーは周囲のトラフィックの状況確認程度(それもコントローラーに余裕がある時だけ)で、ヘディング・高度等については、自分で用意し、自分で考えること、ただし迷った時は躊躇なく助けを求めること、ということです。

クロスカントリーは、試験までに50マイル以上の区間を含む総延長150マイル、かつ3地点への着陸するコース(ビッグトライアングル)をインストラクターと、そしてSoloで飛ぶ必要があります。まず一緒に飛んでから、様子を見てSoloで行くことになるとの事でした。


ナイトフライト
さらに、ナイトフライトについても話がありました。レクチャーでの、ナイトフライトで気を付ける点を以下にまとめます。
  • 視野の確保には酸素が必要 
    • 5000feet以上では酸素携行を推奨
  • 強い白光を見ない
    • ストロボはタクシー中にはオフにする、他機のものも見ない
  • フューズの交換、サーキットブレーカーの復帰は1回だけ
    • 繰り返して発生する場合は回路に問題あり、最悪火災も
  • 空港ライトは常時点灯、無線で点灯、電話依頼の3種類
    • 無線点灯方式は、クリック回数で明るさを変更できる
    • 無線方式は15分程度で切れる。着陸直前に再度点灯手順を行なう
  • 光による錯覚
    • 強い光-近くに感じる⇔弱い光-遠くに感じる
      • 1つの光ではなく、全体の光を見て距離を判断する
    • 雨-高く感じる
    • 霧-ピッチアップしているように感じる
    • 靄-遠くに感じる
    • 水面-低く飛びがち
      • 水面の先の滑走路では、VASI、PAPIを参考に
    • 雪-black-hall effetct
夜間飛行は、免許取得のために3時間の飛行時間、10回の離着陸、50マイル以上のクロスカントリーが必要だそうで、Elianと相談して来週の夜に1回目の予定をしました。2回で条件を満たすようにするそうです。 また、夜間飛行用に懐中電灯、出来れば赤色のカバーが付けられるもの、さらに頭に付けられるもの(ヘッドライト)だとさらに便利との事でした。Walmart等で安く売っているもので良いそうです。

このような感じで、クロスカントリーと夜間飛行を終えたら、後はチェックライド(試験)のための練習をすることになるそうです。まだまだ実感が無いまま、何だかトレーニングの折り返し地点を超えてしまったようで、うれしいような不安なような気持ちです。ただ、これからの天候が不順になりそうなので、トレーニングのスケジュールに不確定要素が多いこと、そして何よりもまだまだ試験を通過できる知識・技術レベルに到達していないことを実感しているので、これから先もしっかりと頑張って楽しみたいと思っています。

同乗教習:0.0時間(累計21.6時間):内フード0.0時間(累計0.6時間)
単独飛行:0.0時間(累計1.0時間)
総飛行時間:21.4時間
着陸回数:0回(累計82回)
地上教習:1.5時間(累計15.0時間)

追伸:
今回作成したExcelのフライトプラン作成シートは、自分でもう少し使って機能の確認・修正を行なってから、公開しようかと思っています。お墨付きがもらえたら、フライトスクールのページでもダウンロードできるようにしてくれたら嬉しいのですが。

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