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2011年5月14日

[PIC]久しぶりのRamona往復

今日は、久しぶりのクロスカントリーの予定でした。前の晩からNavlogを作りながら、天候を確認していると、サンディエゴ付近の天候がよくありません。どうも海側に雲が貼りつくようで、予定していたOceansideは無理そうです。
帰路、西側には乱層雲が発達していました
翌日になってCorona空港の天候を確認すると、Ceiling100feetとの情報が。驚いてスクールに電話すると、実際はクリアでASOSが壊れているよう、とのこと。空港に着いてみると、確かに視界は広がっています。Lorneがいたので、天候について相談すると、内陸を飛んでいる分には問題ないだろう、とのこと。この段階で、いくつか用意していたプランの中から、Ramonaの単純往復に決定しました。プリフライトとを実施していると、風がずいぶんと吹いてきました。準備しながらラジオを聞くと、12ノット、ガスト18ノットと聞こえてきました。幸い横風成分が殆どありませんが、私にとってはなかなか強い風です。
帰路、海からは低層雲が張り出していました
久しぶりのクロスカントリーなので、手順を十分確認してから出発します。いつもそうなのですが、私は出発前の準備に時間がかかるようで、30分はいつもかかります。機体の点検をし、必要な書類を確認し、地図をセットしてルートを最終確認し、出発後の手順を頭で整理すると、どうしてもそれくらいはかかります。その前にもっと準備をすれば良いのかもしれませんが、それでも最終確認としてやるべきことは多い気がします。

そんなで、空港到着後45分してエンジンスタート。今日は体験搭乗が2機同じ時間に入っているようで、ラテンの親子の組と、黒人の兄妹の組がそれぞれスクールの教官とそれぞれC172のまえで記念撮影をしたりしています。その中を抜けて、出発しました。Gustyなので、時々ザワッと強い風が吹きます。ランナップを無難にすませて、いざ離陸です。離陸直後に突風にかなり流されましたが、戻してパターンをまわってダウンウインドから出発します。空港周辺は、かなり気流が悪い状態で一瞬不安になりますが、上がるにつれてましになっていきました。
いかにも気流が悪そうな雲の配置です
クロスカントリーでいつも来る最初の山場は、 SOCALにFlight Followingを依頼することです。いつも忙しそうなSOCAL Approachに間隙をぬって依頼しないといけません。また、忙しいので、Stanbyと言ったまま放置されたりすることもあります。今日も早速、「Call you later」と言われてしまいましたが、しばらくするとちゃんと呼んでくれました。忘れていなかったのだけでも、うれしい気分です。無事にSquawk Codeももらえ、5500feetでLake Elsinore、Temecula、San Luis Riverと設定したポイントを通過していきます。

この辺りからかなり雲が海から張り出しているのが見えてきました。殆ど雲海の上の飛行という状況です。Ramonaの天候を確認すると、Sky Clear。雲海と言っても、航路の左を中心として地面も見えているので、VFRを維持して進みます。Approachからは、Descent at Pilot's Discretionとの連絡が。3000feet前後でCloud Topに遭遇したので、雲を避けつつ降りて行きます。空港はまだ見えませんが、そろそろ空域に入ってしまうので、Flight Followingをキャンセルし、タワーにコンタクトします。そのまま降下を続けると空港が見えてきました。Right Trafficに入るように指示されます。
Cnayon Lake上空。住宅が立ち並んでいます
Downwindに入る時に連絡し、そのままCleared to Landをもらいます。風は12ノット。フラップは25度くらいにして、進入します。フレアを少し時間がかかりましたが、ランウェイセンターを維持して着地。滑走路から出てタクシーバックを要求。50分ほどのフライトでした。そのまま、GPSで帰路のデータをセットアップし、 地図でルートを確認したところで北西に向けて離陸要求。同じ北西からの到着機がありますが、タワーはコンタクトしているとのことでで、そのまま離陸許可。

離陸後すぐに、いつものサンディエゴ動物園付属サファリパーク(ワイルドアニマルパークから最近改称されました)の横を上昇します。風のためか、パークの気球は地上に係留されているのが確認できました。
帰路、基本的にFreeway15に沿って飛行します
タワーの空域を外れると、すぐにSOCAL Approachにコンタクトしようとしますが、かなりの混雑のようで、何とか割って入った他のVFR機もことごとく無視されています。試しにコールしたところ、スタンバイとの返答はありましたが、その後の呼びかけはなし。そのまま巡航高度の6500feetまで上昇してしまいまいた。時間をおいて再度依頼しても、返答すらありませんでした。
帰路、Lake Elsinore。この手前でFlight Followingが受け入れられました
結局Flight FollowingはLake Elsinoreの南付近で、次の空域に入ってから再度依頼してようやく受け入れられました。Elsinoreのスカイダイビングの空域に入らないようFreeway15の東側を飛行を続けます。到着のための降下を申し出ると、No Restrictionとのこと。さらに空港が視認出来なので、Followingを終了してもらい、Corona CTAFに切り替えました。この頃から揺れが酷くなり、ASOSでは17ノット、ガスト23ノットとの情報が。いつもは45に入るのに、空港南側の山にだいぶ近付くのですが、あまりのタービュランスに近付くのを止め、ゆっくりと45に入ります。出発機と位置の確認をして、こちらがダウンウインドに入るころ、3機編隊が上がり始めました。

最後の揺れは凄まじいもので、不安な気持ちになりながら、ベース、ファイナルとまわります。フラップは20度にし、速度を心もち早めにして降ります。パワーを調整しながらまわりますが、さすがに23ノットのガストが吹き荒れる中を進入していくのは、たえず細かな修正が必要になります。ゴーアラウンドすることも念頭に入れながら、ラウンドアウトして着地を待ちます。フレアした直後に風が強くなり少し浮きますが我慢して耐え、着地直前にフレアを増やします。着地点は伸びましたが、無事に降りることが出来ました。帰路はおよそ55分のフライトでした。
到着後、Linemanによる給油開始
降りた後も、機体を揺らす突風が吹くので、トレーニングで習った強風時のエルロン・ラダーの操作を実践しながら、駐機場まで戻りました。こんな風では、出発時にいたデモフライトの人たちも、もしかしたら怖い思いをしてしまったのではないかと思います。
風が強いので、しっかりとタイダウンしました
今日は、2カ月ぶりとなるクロスカントリーで2時間のフライトタイムを稼ぐことが出来ました。インストルメントには50時間のクロスカントリーPICが必要だそうで、訓練開始までに35時間ほどが必要とのことで、しばらくは時間を見つけてクロスカントリーを出来ればと思っています。色々な所に飛行機で訪ねられればと思います。

飛行時間:2.0(累計60.1時間)
:PIC時間2.0時間(累計13.5時間)
:夜間0.0(累計3.1時間)
着陸回数:2回(累計183回)
:夜間0回(累計10回)

2011年2月21日

[PIC]風雨の中でのフライト

今日は久しぶりのフライト。しかし、前日から前線通過に伴う、雨、風の悪天候が予報されていました。ただ、Coronaをはじめとした周辺空港のMETARは悪くありません。ということで、空港に出かけてから最終判断をするということにして、出かけました。空港に着くと、空港上空は雲底5000feet、Broken。スクールのCarlosに相談しても、Localなら大丈夫じゃないか、とのこと。ただし、雲底が低くなるのには十分注意した方が良いとの事。
視界・雲底は良かったのですが
もともと、今日はローカルでの練習日のつもりだったので、助言にしたがうことにします。普段よりは風が強く、パターンをまわる飛行機も多少ふらつきながら降りてきます。隣のスポットに戻ってきたパイロットに聞くと、パターン上はバンピーだけどそれほどきつくなかったとの事。また30度ほど左からのクロスウインドだが、風向風速は安定していたとの事。それらを参考にしながら、注意して出発することにします。
離陸は問題なし。エアボーン後に左からの風を受けますが、風上に機首を振って滑走路延長線を保ちます。ダウンウインドまで回って、最初の練習場所であるLake Mathewsへ。Position Callをすると、Piperが1機、湖の南3500feetで練習中とのレスポンスが。こちらは3000feetに抑えた上で位置もずらし、Steep Turnの練習。この辺りの気流は安定していて、マヌーバには全く影響なし。

一通り練習した後、RiversideのATISを聞いてから、Lake Mathewsからの離脱をCallし、引き続いてRiverside Towerにコンタクト。Left Base Rwy27、空港3マイルで報告の指示を受けて空域に入ります。風は、こちらも左からのクロスウインド。指定された位置でタワーに報告、着陸許可を得てベース、ファイナルとまわります。ファイナルが少し短めになりましたが、クラブ、デクラブ、ウイングローと自分的には問題なく進入。風上になる左のメインギアから降りました。Elianから習っていたクロスウインドでの着陸を実践する良い練習となりました。今後の課題としては、もっとウインググローを取って機軸をしっかりと滑走路に合わせるようにしたいと思います。
この先の天候が悪そうなので引き返します
タクシーバックして再びRwy27から離陸。次はRedlandsまで行こうと思いましたが、Riverside空港の空域を抜けたあたりで、Redlands方向は雲底が低くもやっているのが見えました。これは近寄らない方が良いと思い、180度旋回して引き返すことにします。GPSでRiversideの空域、Marchの空域に入らないよう確認しながら、2つの空域の隙間を抜けていきます。再度、Lake Mathewsの上を2500feetで通り、Coronaへ帰還しようとすると、Coronaの西側からも、雲のようなHazeが雲の下に垂れ下がるように伸びて来ています。どうやら雨が降っているようです。Corona TrafficにPositionを伝えると、同じスクールの機体が2miles on Finalとのレスポンス。ストレートインのようです。こちらは45からダウンウインドに入るつもりでしたが、45に入る山のふもと辺りはかなり視程が低そうです。他のトラフィックがいない事をラジオと目視で確認して、直接ベースに入ることにします。この辺りで雨が降り始めました。視程が落ち始めます。
ところどころ、雲底が落ちています
直接ベースに入った頃、先行機からClear of Activeのコールがありました。引き続いて降りようと思しますが、急に風が強くなってきました。フラップは20度で止め、10mphほど速めのアプローチを心がけます。右からの風が急に強くなり、アプローチコースの左へ流されました。修正しようとした時、風向が急に変わり今度は右へ。風に翻弄されている感じです。地面までもう少しのところまで降りていましたが、これはいけないと直観的に判断し、即座にゴーアラウンド。その直後、今度は風速が急に弱まり、速度が乗りません。低空のまま滑走路上空を飛び、さらにコロコロ変わる風向に流されます。さすがに、あまり良い感じがしません。ようやく速度をつき、ようやく十分な上昇体制へ。しかし空港の西側は視程が悪くなっており、その中に入っていく気がしません。なので、少し早めにクロスウインドへ。騒音上は、十分な高度が付く前にクロスウインドに入ることは勧められていませんが、安全第一なので、やむを得ないこととします。

ダウンウインド上で、今後の対策を考えます。気持ちとしては、Coronaに降りてしまいたいのですが、次のアプローチで風が同じような状況であればRiversideに退避して天候の回復を待つことを決めます。最悪、Riversideで機体を乗り捨てても、スクールの教官に任せれば良い話です。とにかく安全第一を自分で再確認して、再度アプローチへ。

今度は、意識的にファイナルを長くなるようにとって、滑走路の延長線に機体を合わせます。時々ラジオをASOSに合わせて最新の風向を取るようにします。前回よりGustがおさまっています。操縦している感覚としても安定しています。この風が続けばいける、と感じながらアプローチを継続します。それでも、いつでもゴーアラウンド出来るようフラップは20度、速度も10mphきっちり速めにします。ASOSからは250度13ノットとの情報が。ガストなし、風向は真正面です。

向い風のため、フレアが少し大きめに出ましたが、がまんして無事に着陸出来ました。スリップに注意して十分に減速してから滑走路を離脱して駐機場へ。この頃、再びガストが強くなり、雨も激しくなりました。駐機場に着いても、雨が一層激しく降り続けます。雨が多少落ち着くのを待ってから、飛行機を降りて、スポットへトーバーで押し入れます。スクールの社長のMikeと名前を知らないラインマンの2名が外に出て来ていて、駐機を手伝ってくれます。無線をモニターしていたようで、ゴーアラウンドも見ていたようでした。Mikeが、「ゴーアラウンドはナイスデシジョンだった。パイロットはデシジョンが全てだよ」とのこと。「笑顔で降りて来たのも良かった。やり直しの着陸はパーフェクトだったしね」。私は、「機体も壊さずに、サバイブしました」と答えましたが、どうしてなかなか心配されていたようです。

スクール内にいたCarlosはのんびりしたもので、「ずいぶん早く戻って来たねえ」と言われました。こんな天候では、これ以上は無理でしょう。精算をすませて、「次は良い天気の中を飛びたいものです」と言いながら帰途に着きました。スクールを出ると雨も止み、視程も上がり風も穏やかになっていまいた。天候はコロコロと変化し続けているようです。

今日は、今までで一番気象条件がシビアな中でのフライトでした。その場その場の意思決定は、悪くはなかったと思いますが、もっと大きな視点で判断するための、良い経験をたくさん積むことが出来た気がします。1度のアプローチでさっさとRiversideに行っても良かったかもしれませんし、そもそも視程が悪化しつつある時に、アプローチを試みる必要すらなかったかもしれません。さらに言えば、今日のフライト自体、キャンセルしても良かったのかもしれません。なにせ、私はフライト自体を楽しむ、単なるプライベートパイロットなのですから。まあ、こういう天気の時に飛んでみるという経験を積めたことは、意味があったと思っています。天候と戦うのではなく、上手に付き合うパイロットになりたいと思います。まだ総フライト時間50時間未満の新米パイロット、いろいろな経験を積む必要がありそうです。

飛行時間:1.0(累計48.9時間)
:PIC時間1.0時間(累計4.5時間)
:夜間0.0(累計3.6時間)
着陸回数:2回(累計151回)
:夜間0回(累計10回)

2011年1月31日

チェックライド前半戦[チェックライド1]

今朝はチェックライドです。前日のうちに、想定される交信を全て書き出し、それをElianにメールで送って確認をしてもらい、自分でも読み合わせて頭に入れました。知識問題は、Oral Exam Guideと日本語で説明のある諸サイトを参考にしましたが、何となく眺めただけでした。それよりも、明日訪問する各空港のチャートやデータをSkyvector.comで印刷し、さらに要求されているKCNO(Chino)-KHND(Las Vegas Henderson)のナブログを作りました。これは、風のファクターを入れて修正しなければいけないので、最終的には今日の早朝にプリントアウトしました。我ながら、Excelで自動計算するシステムは便利です。その根拠となったWind Aloftのデータも最新版をプリントアウトしておきます。
Chino空港に到着
スクールに着いたら、まずはElianと最後の書類チェックです。また、ナブログ上の各地点、Alternate、実際にエアワークをするRialto空港など、各地のMETARもプリントアウトしておきます。Chinoから試験開始になるので、点検をしてから、Chinoに移動します。今日の試験は、GabrielというLorneの学生も一緒です。彼らはC172に乗って、Elianと私はいつものC150に乗って、続けて離陸します。先行するC172の後を追って、ChinoのRight Baseから26Lに降りていきます。少しショックはありますが、まあOKなレベルの着陸でした。

P Taxiwayで滑走路を出て、グラウンドにコンタクトします。どこに行くのか聞いていなかったのでElianに聞くと、Thresholdと言います。それって、滑走路端のことではと思うのですが、良く聞くとThreshold Aviationという名前の会社のランプでした。こういう打ち合わせ、最初にしておいてくれないかなあと思いますが、逆に聞いていなかった自分の準備不足でもあります。

会社の格納庫前に到着して、エンジンを切ります。かなり大きな会社のようで、ビジネスジェットが格納庫に5,6機止まっています。この格納庫は連棟になっていて、3棟全てがこの会社のものとの事でした。1つの棟には双発機が、さらに別の棟にはビジネスジェットと、驚くことにジェット戦闘機が7機も止まっていました。この戦闘機が、先日Elianが乗った30分$1500のものだそうです。これは、かなりの規模です。
チェコ製L39ジェット練習機(レンタル料30分$1500)
各格納庫の間は事務棟になってます。ビジネスジェットのオペレーション会社だけあって、メインロビーは豪華な作りになっており、パイロットラウンジも皮張りのカウチチェアーや高級オフィス仕様のディスパッチルームになっています。さらに、奥には社長の趣味の部屋があり、中にはミッドセンチュリーの車が3台ほど展示されていました。壁には、同じ時代の看板が飾られており、古き良き時代のアメリカの少年の夢を形にしたような装飾です。裏手の事務所に案内されると、一番奥に副社長(奥さん)室、CEO室、会議室が並んでいます。これらは天井に波型の途端を山型に貼り付け、わざと格納庫の中の装飾にしています。イメージとしては、第二次世界大戦中の太平洋の島にある米軍基地のオフィスといった感じでしょうか。ワイルドでありながら、洗練された作りになっています。
凝った作りの社長室
驚いたことに、この会社のCEOが、今日のエクザミナーなのでした。CEOは空軍出身だそうで、その後ここまでの大会社を作り上げたそうです。本当に空と飛行機が好きなようで、CEOでありながら試験監督として、セスナ機でチェックライドもしているとのこと。これらの説明は、すべてElianによるもので、当の本人はまだ到着していません。4人でCEOの到着を待ちます。Elian以外は初めてなので、あまりの豪華さに少し度肝を抜かれています。何だか試験の前に、驚くことがあるのは良くない気がします(笑)。Lorneにこういう会社はアメリカだと、いくつもあるのか、と尋ねると、こんな大きな会社はあまりないだろうとのこと。

やがて到着したCEO(Markさん)と挨拶して、まずは会議室で談笑が始まります。「Collation、これを今日のテーマにしよう。失敗から学ぶ、知らなかったことから学ぶ、それが大事だ」。談笑しながらも、この試験官は鋭いことを言ってきます。「自分は決してトリッキーなことを聞いたりはしない。知らないことがあっても良い。何よりも大事なのは、知らなかったことを知ること。物事の理由を知ること。」「この2人のインストラクター達だって、知らない事はある。まして、今日試験を受ける2人は経験が少ないから、知らない事が多いだろう。それをどうやって知っていくかが大事だ。」
オーラル試験を受けた会議室
しかし、このMarkさん、雑談と試験の間を行ったり来たりするので、気が抜けません。「この間Riversideの空域からChinoの空域に入る時、忙し過ぎて周波数変更許可もくれないし、Chinoに引き継いでもくれないしで困ったよ。全くあの管制官にも困ったもんだ。さて、君たちだったらそういう場合にどうする?」といった具合です。この質問は、私は「とりあえずどちらの空域からも出てChinoに再度入域許可を求めます」、Gabrielは「Riversideの空域で360度旋回をします」。Markの答えは、「どちらも良いが自分だったら、Riversideの空域内でChinoにコンタクトを取る。Riversideはもう去るのだから、管制官も興味がないだろう。それよりも自分の次の行き先に注意を向けるべきだ」。これは、決して14CFR(米国航空法)にも書いていないことですが、こういう判断が求められるということなのでしょう。

他にも、君らの乗る飛行機の燃料系統を絵に描いてくれ、電力系統で、アビオニクス、ライト、モーター、ヒーターを電力を食う順番に並び変えろ、またどうやって調べたら良いと思うか、だの変わった質問が多く出ました。電力系統に関しては、モーター(セルモーター)、ライト、ヒーター、アビオニクスの順、消費(電流)はそれぞれの機械のサーキットブレーカーやヒューズの容量で推測できる、といった教科書からもElianからも習うことのなかった答えでした。
私が書いた燃料系統図・・・
もちろん離陸重量や搭載燃料、空域といったオーソドックスな質問もありましたが、ためになったのは、Class B、Cは250ノットで、Class Cの下部、Class Dの200ノットという速度制限の理由(答えは、大型機は200ノット以下にはあまりしたくない、速度を遅くするのは管制官に判断の時間的猶予を与えるため)、またV2、VRef(進入速度)、Best Glideは同じ速度であること。なぜならば、その速度が相対的に最も揚力を得られるから(Best Lift over Drag)等の理由をつけての説明でした。

これらを、インストラクターも合わせて雑談形式で行いました。誰かが答えると、「他の皆も彼の意見に同意か」、3人「I agree」という感じで進んでいきます。後で、スクールに戻って他のスタッフらにも聞いたところ、やはりずいぶんとイレギュラーなオーラル試験だったようです。
ビジネスジェットの並ぶ格納庫
こんなオーラルをひとしきりやった後で、われわれ受験者2名の書類を確認となりました。私は特に問題なく終了。Gabrielの分は、Lorneが作った書類を置いて来てしまったとのことで、この会社のPCからプリントアウトし直しました。こういう時もネットベースで処理が出来るのは便利です。

ところが、いざ実技試験という準備がととなったところで、みんなで最新の天候を取ると、かなり悪化して雨まで降り出しています。皆で外に出てみますが、当たり前ですが、気象通報と同じです。MVFR状態ということで、順番にトラフィックパターンでノーマル、ショートフィールド、ソフトフィールドの離着陸をChino空港で行いつつ天候の回復具合を見て、その後を判断しようということになりました。

「最初に飛ぶのはどっちだ」とMarkが聞くと、Gabrielがすかさず、「僕が」。ということで私は2番手となりました。「戻ってきたらすぐに飛ぶから。すぐ行けるようにシートベルトもして待っておくように(笑)」。そう言って、MarkとGabrielが出発していきました。私は雨の中、飛行前点検を行ない、言われたとおりにシートベルトをして座り、手順を頭の中でおさらいしました。また、すぐに出発できるよう、自前のエアバンドでATISを流し続け、最新のものを記録しておきます。雨と視界はさらに落ちていきます。先発機は思ったより長いこと飛んでいるようです。30分ほどした頃、ようやく帰ってきました。
整備中のビジネスジェット(チャレンジャー)
こちらの機のドアを開けて、Markを「Welcome Sir」と迎え入れます。早速チェックリストにしたがってエンジンをかけ、出発します。Markに、どのタイミングでGroundにコンタクトすべきか聞くと、Ramp(会社敷地)の出口とのこと。それに従います。Rwy26Lまでのタキシング許可をもらい、プリントアウトしておいたChinoの空港チャートで確認して出発します。この確認は非常に良いとほめられました。滑走路手前で誘導路中心線を外れて止まり、ランナップを実施。ホールドショートラインまで進んで、タワーにコンタクト。そのまま離陸許可が出たので、滑走理に入ってまずはノーマルテイクオフ。
雨の中での離陸は初めてでしたが、特に問題は無し。気温が低いせいか、2人乗っていても、上昇能力はなかなかあります。パターンをまわって、ダウンウインドでCleared for Optionの許可が。復唱した後で、Markにショートフィールドか尋ねると、「最初はノーマル。いつもノーマルから始めるのが良い」とのこと。多少低めのアプローチとなり、ショートファイナルでRPMを高めにしましたが、問題なく着地。スムースとまでは行きませんが、まあOKでしょう。

そのまま滑走路上で一度停止して、ショートフィールドテイクオフとの指示。これは問題なくこなします。次はショートフィールドでの着陸。あまり得意ではないのですが、今日は意外と落ち着いており、何よりも雨のせいかサーマルが無いため、気持ちの良いくらい操縦の反応が分かります。最後少し着地が伸びてしまいましたが、これもOKな範囲。そのままソフトフィールドとのことで、フラップ10度でウィリー、離陸、ノーズダウン、速度上昇、ノーズアップ、上昇と問題なくこなせました。

最後は、ソフトフィールドランディングです。これも苦手(つまり着陸全般が苦手)ですが、狙っていきます。最後の最後でMarkが「スロットル」とコール。Elianとの時はやっていなかったのですが、着陸直前に若干パワーを入れて、ソフトに降りるべきようです。また着地後もしばらくパワーを残して、ウィリーをしたまま、じわじわと減速。「ソフトフィールドは滑走路の制約はないのだから、好きなだけ距離を使ってゆっくりと降りるべき」とのこと。

滑走路を出た後は、タクシー中に「寿司は好きか」から始まる世間話をしばし。今日のテーマにしたがおうと思い、最後にソフトフィールドでのパワーの入れ方について、タイミングとパワーの量を質問してみました。着陸直前に200rpmほど入れると良いとのこと。

こうした話をしているうちに、駐機場へ。「なかなか良かった」とのコメントをもらいました。会社の会議室に戻ると、Elianが買い出しに行っていたハンバーガーがありました。Markと私以外は食べ終わっていたので、2人だけ食べながら、また世間話。食べ終わった頃にMarkが、「先ほどのコメントを」。基本的には、2人とも良かったが、Gabrielはチェックリストをしっかり使うこと、ホールドショートラインは余裕を持って手前で停止すること。私に対しては、
  1. 離陸許可が出た時も、周囲のトラフィックに十分に注意を払うこと。管制官を信頼しすぎないこと。
  2. Soft Fieldは滑走路をどれだけ使っても良いので、出来る限りソフトに
また、2人とも、着陸直前のエンジンアイドル後は、ラダーでセンターを維持するように。二人ともラダーの使いが弱い。とのことでした。

天候は、さらに悪くIFR状態になってしまいました。チェックライドを続けることは出来ません。天候の回復次第で、明日に続きをしようということになりました。その後、またひとしきり雑談となりましたが、終わる気配がありません。理由をLorneに聞くと、IFR状態なので現時点ではCoronaに飛べないとのこと。C172はIFRの装備がありますが、それでも厳しい状況とのこと。Coronaが計器進入の条件を下回っているそうです。1時間ほど待ったところであきらめ、スクールに迎えの車を依頼。さらに30分ほど待って迎えが到着。ElianはまだMarkらと話をするのでChinoに残るとのことで、彼を除く3人で、Coronaに帰還となりました。
悪化する天候
なかなかの波乱含みでしたが、今日の感じであれば、後半戦も行けるのではという気がします。オーラル、離着陸が終わったので、残りはストールなどエアワークということになります。

2011年1月1日

引き続き

当地時間ではまだ大晦日ですが、あけましておめでとうございます。

さて、Corona空港の水の引きは、あまり良くないようです。
連日入れているフライトトレーニングの予定が、そのまま流れる日が続いています。
昨日までにフライトスクールの飛行機は大部分が隣のChino空港に移動させることに成功したとの事です。今後、Chino空港に場所を移して、フライトトレーニングが再開できる見込みです。
Chino空港のスペースを間借りしてのトレーニングなので、制約がいろいろありそうです。

何にしても、早く水が引いてCorona空港が再開される事を期待しています。
しかし、明日からまた雨の予報も。なかなかうまくいかないようです。

2010年12月24日

大雨は止んだものの・・・[グラウンドスクール09]

6日間降り続いた雨が、ようやく止みました。この大雨災害で、南カリフォルニアでは死者1名、床上浸水や土砂崩れなどによる被害が多数発生しました。被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。私自身の周りには全く被害はありませんでした。空港以外に関しては。
この先は水没した空港西側
一昨日Elianから、今後のスケジュールの相談とグラウンドスクールをしようという電話があり、昨晩に空港まで出かけてきました。電話で「空港は完全に浸水している」と聞いてはいましたが、実際に見るとなかなかのものがありました。

空港入口では、関係者以外立ち入り禁止の掲示が出ており、警備の人も出ています。Elianから、「自分に会いに来たと伝えて。それでもダメだったら自分を呼んで」と言われていましたが、何事もなく入ることが出来ました。敷地内の芝生いたるところに飛行機が置かれています。夕暮れの中、人出もやたら多く、なんだか飛行機の展示会でもあったかのようです。

Elianに会ったとたん、「見に行こう」と車に手招きされました。彼の車に乗り込んで誘導路を行くと「Are You Ready?」。何のことかと思いましたが、格納庫の曲がり角を曲がった途端、目の前に大きな沼が広がっていました。空港の西半分が完全に水没しています。さっきの芝生の上のたくさんの飛行機は、水没地区から避難してきた機体たちなのでした。

「5年前にも同じようなことがあったらしい」。Elianは3年前から、このスクールで働いているので、実際に目撃はしていないそうですが、前にも同じようなことがあったそうです。川沿いなので、大雨で被害を受けやすいのでしょう。「いちばん深いところは、人の背丈ほど水がある」。Elianの友人のハンガーが空港西側にあるそうで、昨晩、友人と一緒にハンガーの機体を避難させたそうです。今朝が一番水が多かったとの事ですが、まだまだ水没地区は大きく、しかも雨が続いているため、水が勢いよく流れ込んでいます。これはいつになったら空港が復活するのか、大変な状態です。

幸い、わがフライトスクールは空港東側にあり、機体の水没等の被害は一切ありませんでした。被害は、スクールの建物に若干雨漏りがあった程度のようです。それでも、この6日間、飛行機も稼働せず、教官も開店休業。その上、教官やスタッフは交代で警備。なかなか大変なことだと思います。その割にはElianをはじめ、皆が妙に明るいのは前向きなのか、非日常な出来事でハイになっているのか。

一通り水没具合を見た後、スクールに戻って、今後のスケジュールを相談しました。空港の再開までの日数を見越して、今後しばらくはトレーニングの予定を入れず、6日後から再開予定としました。それでも年末年始に練習を詰めることとし、さらに1週間程度の余裕を見て、1月中旬にチェックライド(実技試験)を入れることになりました。

その後、グラウンドスクールを久しぶりに行いました。チェックライドに向けて、これまでの復習が中心でしたが、仕事と雨の関係で、10日間ぶりでスクールに来たこともあり、知識問題でおぼつかなくなっている部分がだいぶありました。航空機に必要な点検項目(AVIATES)とは?、飛行に必要な計器は(昼間ATOMATOEFLAMES、夜間はFLAPSを追加)などの項目で出てこないものがありました。しっかりと見直さなくてはいけません。細かな知識としては、飛行の際の携行書類の一つにPhotoIDがありますが、これは公的機関が発行したものである必要があることは分かっていましたが、有効期限があるものでないといけないこと、とは知りませんでした。一度習っていても、まだまだ奥が深いものです。その他、空域についてなど、Elianの質問に答える形で復習を行ないました。

さらに、これまでやっていなかったこととして、航空医学についても習いました。酸欠と過呼吸は症状が似ていて他人の場合は区別がつけにくいこと、その場合は酸欠として対処する方が安全(過呼吸では気絶はしても死なない)とのことなど、テキストに書いてある以上の具体的な話を聞けるので、Elianのグラウンドスクールはためになると思います。また、こうした具体的な話がある方が、覚えやすい気がします。

最後に、ようやくにiPhoneを入手したので、Elianお勧めの航空系アプリをいくつか教えてもらい、グラウンドスクールは終了となりました。また、5日間ほどはトレーニングがありませんが、必要な知識を確認しておきたいと思います。

同乗教習:0.0時間(累計24.4時間)
:計器0.0時間(累計0.6時間)
:夜間0.0時間(0.6時間)
単独飛行:0.0時間(累計3.4時間)
総飛行時間:27.8時間
着陸回数:0回(累計106回)
:夜間0回(累計5回)
地上教習:1.7時間(累計18.3時間)

2010年12月22日

大雨は続く・・・

ロス一帯は、先週の金曜日から雨が降り続いています。今日で5日連続。明日もまだ降りそうな感じです。ただの雨ではなく、雲が低くたりこめ、周辺の空港は軒並みIFR、LIFR状態。とてもプライベートパイロットの練習が出来る天気ではありません。もう、3回のフライトがキャンセルになりました。


先週は出張でフロリダの青空を見てきましたが、それが最後になってしまいました。
もう10日ほどセスナに乗っていません。フロリダの行き帰りにサウスウエストの737-700には乗りました。セスナに乗りなれると、小さいと思っていた737の巨大で安定していること。それでも、乱気流でスリップするのを感じられるようになっているのは、トレーニングの成果でしょうか。

早く青空とセスナ150が見たい今日この頃です。

2010年11月29日

今日も地上で・・・[グラウンドスクール05]

昨晩は、ずいぶん冷え込んだ上に、雨がかなり降りました。この辺りも雨季に入っているようです。明くる今日の天気が心配でしたが、起きてみると気持ちの良い快晴でした。という事で、喜んで空港に向かいましたが、車中でElianから、「今日はGround School」にしようという提案のテキストメッセージが。昨日の悪天候の影響か風が多少強めなので、それでかと想像しながら、了承の返事を送りました。

いつものように5分ほど遅れて到着したElianからは、「今日はこれからのトレーニングの説明と、ナビゲーションについて勉強しよう」とのこと。ナビゲーションはもう少し後だろうと思っていましたので、少し驚きました。

まず、次回からは、
  • Short Field Landing
  • Short Field Take Off
  • Soft Field Landing
  • Soft Field Landing
について練習するという事で、これらの操縦方法についてレクチャーを受けました。まだ、普通の着陸もやっとな状態なのに、技付きの着陸など出来るだろうか、と弱音を吐くと、「そう思うだろうけど、数回やれば、簡単だと思う(feel cake)」とのこと。本当でしょうか(笑)。

引き続いて、ナビゲーションについて。3種類のナビゲーションがあり、
  1. Pilotage: see & fly (地文航法)
  2. Dead Reckoning: time, speed & distance (推測航法)
  3. Radio Navigation (電波航法)
この中で、今日は2のDead Reckoningの推測広報を中心に説明を受けました。スクールのあるCorona空港から、50キロほど南南東にあるFrench Valley空港までを例に、
  1. チャートにプロッターで航路を引き、LegごとにDistanceとTrue Courseを測ります
  2. 巡航高度を決定します(ここでは3,500feet)
  3. DistanceとTrue Courseをナビゲーションチャートに書き込みます
  4. 気象通報からルート最寄りの通報地点の巡航高度の風向風速を割り出します 
    1. aviationweather.govを参照します
    2. この辺りではOntario空港が最寄り通報地点になります
    3. 同じ高度での風向風速の通報が無ければ、上下の高度の平均を取ります
  5. Flight ComputerでTASからGround Speed(GS)とTrue Heading(TH)を計算します
  6. 磁偏位を加味し、THにMagnetic Heading(MH)を記入します
  7. MHにDeviationを加味し、Corrected Heading(CH)を割り出します
  8. Flight ComputerでLegごとの飛行時間(ETE)を割り出して記入します
  9. 飛行時間を基に消費燃料(GPH)を計算します
これらをLegごとに全て計算し、出発空港から到着空港までのログを作成します。注意点がいくつかあり、
  • Top Of Climb(TOC)を計算します。これは時間を基に計算するので、その結果で、TOCの位置がログの中で上下します。TOCはログに、一つのチェックポイントとして記入します。
  • TOCはありますがTop of Descentは特に計算しません。同じ燃料消費量として計算します。
  • 全ての必要燃料量に30分のFuel Reservを加えます(C150では1時間当たり6Gとして計算し、さらにElianは用心として1時間分6Gを加えます)。
  • Deviationは機体(機種ではなく)ごとに異なるので、機体に掲示されている数値を用います。
CoronaからFrenc Valleyまでは、途中にある3つの湖をチェックポイントに設定し、計算しました。本日の風向風速では飛行距離32マイル、飛行時間23分となりました。搭載必要燃料は9.5Gです。

次回までの宿題として、帰路のフライトプランを作ってくることを課されました。天気予報の風向風速を入れなければならないので、早めに作るという訳にも行きません(途中までは出来ますが、TOCがどのレグに入るかは未確定です)。また感想としては、Flight Computerの裏側(単位計算の面)の使い方がいまいち慣れないことです。Written Testを受けた時は、電卓を使って計算していたので、読み方に慣熟していません。Elianに言わせれば、これも慣れれば問題ない、そうです。今回の計算なら5分で出来ると言っていました。ただし、彼も普段はiPhoneのアプリを使っていて、「これなら2分」だそうです。試験のときには、何を使って計算しても試験官は全く気にしないそうです。

その後、天気通報(予報)の読み方について、パソコンでaviation.govを使って説明を受けましたが、「天気図を読むのは、趣味でもともと好き」と伝えたら、すぐに終わりました(笑)。

それでも、2時間半ちかくたっぷりレクチャーを受けました。Elianはスクールでは理論派と紹介されていますが、確かになかなかGround重視派のようです。次回は、French Valleyまで飛んで、そこでShort Field, Soft Fieldなどの練習をするとの事でした。

同乗教習:0.0時間(累計18.8時間)
単独飛行:0.0時間(累計0.4時間)
総飛行時間:19.2時間
地上教習:2.0時間(累計13.6時間)
着陸回数:0回(累計67回)

2010年11月9日

今日は地上で[グラウンドスクール02]

今日も飛ぶぞと思って出かけましたが、Cumulus系の雲が発達しており、さらに少し風が強い気がしました。だからなのか、Elianが今日はGroundをしようと言ってきました。飛べないことを少し残念に思いながらも、断る理由もないのでしたがいました。

今日の地上教習の内容は、航空力学、エンジンについてでした。
  • 機体に働く4種類(Thrust, Drag, Lift, Weight)の力
    • レベルフライトなど動きに変化が存在しない時は、それぞれの力は釣り合った状態である
  • 2種類のDrag
    • Parasite Drag
    • Induce Drag
    • 二つの合力の最小時がBest Glideとなる
  • Parasaite Dragを構成する3種(form drag, skin friction, interference drag)
  • 機体の挙動に関する4つの力(Left Turn Tendency)
    • P-factor (ピッチ)
    • Torque(プロペラの回転と反対方向にロールする挙動)
    • Spiral Slip Stream(プロペラウォッシュが垂直尾翼左側を押す挙動)
    • Gyroscopic Precession(ジャイロの回転方向90度に反作用が起こること)
ここで、スクールで飛行機の模型を使っての説明から、駐機中の航空機の前に移動して、実際の翼を使っての説明になりました。
  • 失速
    • 失速は翼の内側から発生して外側に広がる
      • 翼は外側の方が、上弦下弦の差が大きくなるようになっている
      • 機体によっては、失速を発生させる部品がleading edgeに付いているものがある
      • 外側にエルロンが付いているので、完全失速まではエルロンが効く
  • Adverse York
    • 旋回は左右翼のLiftの違いによって生じるが、Dragによって、一度反対方向にYawの動きが発生する
さらに、格納庫に移動して、オーバーホールで取り外されたエンジンを見ながら、Horizontal Opposite(水平対向)な4Cylinder(気筒)エンジン、スパークプラグ、マグネトーなどの部品を実際に見せてもらいました。また、スクールのメカニックにも初めて会いましたが、長身細身の生まじめなおじいさんという感じで、信頼がもてる感じでした。マグネトーは、エンジン起動時と高速時


という訳で、最初は、Written Testも受かっているし、Goround Schoolをやる必要があるのかと思っていましたが、しっかりと理解していなかった知識をはっきりと確認できたこと、実際の機体やエンジンで説明を受けられたのは良い経験だったと思います。これらを、今後のフライトで活かすことが出来れば良いのですが・・・。


同乗教習:0.0時間(累計8.4時間)
地上教習:1.9時間(累計5.3時間)
着陸回数:2回(累計11回)

2010年10月26日

前線通過中につき訓練はお休み

現在、カリフォルニア州南部を寒冷前線が通過中で、そのため天気が悪化しています。先ほど、Elianから連絡があり、今日は天候が悪いのでトレーニングはキャンセルとのことでした。気象データを見ると、見事に前線が通過中で、海上でも視界が低下しているようです。わが地域上空も、視界がとても悪い状態で、一見してこれは無理と分かります。
この前線が通過すれば天気は上向くと思われるので、早く通過して欲しいのですが、なかなかユックリトした速度のようです。当たり前なのかもしれませんが、この地域も秋、そして冬を迎えようとしているのが天気図からも理解されます。
降水データはご覧の通りで、海岸ではなく内陸部に垂れ込めるように降水が見受けられます。少しばかり残念なのは、このような天気にもかかわらず、海岸部の各空港はVFR状態で、内陸部だけ非VFR状態であることです。
丸い点が空港、緑=VFR、青=MVFR、赤=IFR、ピンク=LIFR
それにしても、以前から天気図は好きでしたが、最近は特に天気データを良く見るようになりました。