2010年11月2日

ついに失速[フライトトレーニング04]

今日は9時30分から2時間のトレーニング。気持ちの良い快晴。実は土曜日にも予約を入れていたのですが、Ceilingが足りないということで、キャンセルになりました。なので、4日ぶりになります。時間少し前に着いたので、早めにインスペクションを始めました。これをすれば、予約時間の中で少しでも飛ぶ時間が長くなります(予約を長めに取れば良いだけなのですが)。

まず、インスペクションで気になったこと。
  1. ランディングライト不作動
  2. ラダーの付け根に蜂が止まったまま
  3. 燃料チェックで、水の混入を発見
    やってきたMarlonに尋ねると、1.ランディングライトは日中は使用しないので問題なし、2.蜂は飛んでいくだろう(蜂の巣があればとらなければ(笑)とのこと)、3.水の混入、出なくなるまでチェックを繰り返せば良いとのこと。水の混入は、翼の上に水滴がかなりついていたので、給油の際に滴が入ってしまったのかもしれません。いずれも、問題なしということで、さっそく出発。

    今日は、晴れているものの少しHazeが入っていて、しかも軽いタービュランスがあります。多少てこずりながら3000フィートまで上昇しつつ、いつもの訓練空域へ。今日のインストラクターはMarlonです。本来の担当インストラクターのElianは2週間の予定でフロリダに出かけるとのことで、しばらくMarlonとのフライトが続きます。二人とも、少しばかり手順が違いますが、説明も丁寧で、何よりも信頼がおけます。ここのスクールは「当たり」かもしれません。

    はじめにClearing Turnからはじめて、Steep Turn。どうしても高度がじりじりと落ちてしまいます。前回の方がうまくいったのではという焦りを若干感じながら、何とかコントロールをしようとしますが、Marlonが「I have control」。お手本を改めて見せてくれながら、旋回初期のバックプレッシャーが足りないんだと指摘してくれます。あと、右旋回の時の方が高度が落ちがちなので、意識をするようにとのこと。もう一度やると「Awsome!」とほめてもらえました。

    続いて、Turn around a Point。これは、主翼と目標物の位置関係を維持すれば、全く難しくありません。ただし、カクカクとした旋回になってしまっていて、これで良いのかは自信がありませんが、Marlonは「Awesome」と言ってくれているので、良いことにします。

    さて、ここからが新しい項目。まずはSlow Flight。クリーンとダーティの2種類があることを習います。クリーンはフラップを収納した状態、ダーティはフルフラップの状態。スロットルを戻して機種を上げていると、やがてパワーが足りなくなるので、様子を見ながらスロットルを押して再びパワーを足していきます。足しても速度が上がるのではなく、高度を維持することにパワーは使われます。これまでにも、ピッチは速度、パワーは高度と言われてきましたが、実感できる気がします。ダーティでは、風向の関係もあり、フルスロットルが必要になるほどのドラック(抵抗)がありました。クリーンもダーティも45mphほどの速度に落としますが、失速警報(左翼についている笛)がピーと音を立て始めます。あまり気持ちの良いものではありません。途中、旋回を指示されましたが、先ほどのスティープターンの癖でバンクをとり過ぎそうになり、「ゆるくゆるく」と注意されました。旋回の際は、自分がどのターンをするか、意識してからターンをはじめないといけないと思いました。スローフライトからのリカバリーを教わってこの練習も一応終了。

    次は、高度を3500フィーとまで上げるとの指示。なにやら嫌な予感がします。まさかあれかと思いつつ上昇。するとMarlonが「失速訓練を始める」と無線。いよいよ来ました。

    「今日は、パワーオフストールを練習する」とのことで、はじめにお手本を見せてくれました。まず、1500rpmにスロットルを落とし、フルフラップにします。ヘディングを定めておいた上で、着陸を想定した降下に入ります。毎分400フィートほどで、「One Hundred, Two Hundreds」と降下した数字を読み上げ、「300Hundreds」と共に、Carburetor Heat On、スロットルアイドルにし、同時に操縦桿を引きます。ピーと言う失速警報の音が甲高くなります。どんなマイナスGがかかるのかと身構えていると、なんとなく下がり始めたという感じに。Marlonが「これからリカバリーする」と言うので、これが失速なんだと気がつきました。全く怖くありませんでした。普通の飛行中に操縦桿を大きく押したときの方がよほどマイナスGを体感します。

    リカバリー手順ですが、まずは操縦桿を押して、フォワードプレッシャーをかけます。次に、フルスロットル+キャブレターヒートオフ。これは一度に両方操作しても良いとのことでした。さらにフラップを20度まで戻します。ただし、C150のフラップはプリセットの角度にすることが出来ないため、手を添えておいて、20度でスイッチをオフにする必要があります。 その後速度が70mph以上に回復してらフラップ10度、ポジティブクライムを確認したらフラップアップと続けて、リカバリーは完了です。この間も、傾いたりスリップしないようにロールとヨーをコントロールする必要があります。手順がいろいろあるので、少し混乱しつつ操作を行ないましたが、高度の損失を100フィート以内にする必要がある(追記:とある日本人ライセンサーのサイトにそう書いてありましたが、FARの規定では、そのようなものはありませんでした)そうなので、練習が必要そうです。

    その後、空港に戻って、トラフィックパターンの説明を細かく教わりました。45度でダウンウインドに進入するポイントは、Ralph(スーパーの上)。ダウンウインドは、横を走っている鉄道線路の真上が滑走路から1.5マイル。その上を飛ぶと丁度良い。ダウンウインドに入ったら、美フォーランディングチェックリストを実施。エイミングポイント(ランウェイナンバー)のアビームを超えると、キャブレターヒートオン、1100rpm。フラップ10度。400rpmを目安に降下。やがて、滑走路が斜め後ろ45度に見えた場所がBaseへの旋回ポイント。眼下にチーズ工場(Daily Factory)を曲がり、Lincoln通り沿いに向かいます。ここでフラップ20度。本来は正方形のトラフィックパターンですが、騒音対策から、少し手前でファイナルへ。早めなので相対せず20度ほどの角度で滑走路の延長線上へ向かい、左旋回してコースに乗ります。ランウェイナンバーを目標に降下し、滑走路に入ったらエンジンをアイドル、フレアを少しずつかけて地上へと近づく。この際、センターラインを維持することに気をつける。着地したら滑走路中心線上になるようにラダーペダルで操縦し、十分に減速したらタクシーウェイへ出る。タクシーウェイ上で、アフターランディングチェックリストを実施。これだけのイベントが2,3分ほどであるわけなので、これはかなり忙しいです。しかも、無線も適宜入れていかなければなりません。

    また、タクシーを習いながら進んでいきます。ペダルは、かかとをつけて操作することと足元を見せながら教えてくれました。ブレーキは使いすぎないようにとのこと。未だに、タクシーはなかなか難しいものがあります。さらに練習として、操縦桿を動かさないように持ちながらタクシーする課題が。車の癖で、どうしても曲がりたい方向へ操縦桿をまわしてしまう習性と闘います(笑)。

    今回は、これで終わりかと思いましたが、時間があるのでもう1周しようという事で、もう一度ランウェイへ。練習開始時の離陸はやってみるかと言われてI have Controlだったのですが、出だしのラダーペダル操作でふらつきすぎ、コントロールを取られてしまっていました。もう一度と言うことで、緊張しながらも何とか自力(もちろんサポート付ですが)でテイクオフに成功。離陸後のピッチ維持はきれいに決まりました。その後、ダウンウインド中央まではうまく出来ましたが、ビフォーランディングチェックリストに目を落としたときに姿勢がふらつき、またしてもコントロールを剥奪。チェックリストまでにトリムも用いて姿勢を安定させておくこと、チェックリストは連続してではなく、周囲の確認をしながら、少しずつ進めることを教わりました。

    今日は、かなり教わることが多く、多少寝不足でぼんやりとしていたこともあって、前回のように水が染み込むように習得する感じにならなかったのが残念でした。それでも、今迄で一番フライトタイムが長く、しかも着陸も2回となり充実したレッスンでした。最後に「感想、コメントは」と聞かれたので、「一番難しいのは地上にいること」と答えたら、少し受けました。次回の練習内容はと聞くと、離陸の練習、パワーオンストール、エマージェンシーの手順、さらに他の空港でのトラフィックワークも出来るかもしれない、とのことでした。しっかり準備をして、楽しみたいと思います。


    同乗教習:1.5時間(累計5.0時間)
    地上教習:0.2時間(累計2.5時間)
    着陸回数:2回(累計6回)



    教習内容は、次の通りでした。
    • Basic Maneuvering
      • Steep Turn
    • Ground Reference Maneuvering
      • 360turn
    • Slow Flight(Clean/Dirty)
    • Power off Stall
    • Take off
    • Taxing

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