第2レグ飛行中 |
スクールに着くと、スタッフに「初めてのPICです。」と言って、飛行機を借り出します。ナブログをチェックしてくれる人がいないのは、少々さみしい感じがします(相談には乗ってくれるのでしょうが)。このスクール名物の無料ミネラルウォーターを冷蔵庫から勝手に持ち出し、飛行前点検に向かいます。Coronaは風が強くなり出していて10knots程度になっています。ただ、ほぼHeadwindなので大丈夫でしょう。
Long Beach Terminal Island上空 |
離陸後はフリーウェイ91に沿って飛ぶ計画です。Prado Dam上空で2000feetに達したところでSocal Approachにコンタクト。Flight Followingを依頼します。 上がってみると、地表付近はHazeがかなりきつい状況で、近くの地面か遠くの山(Los Angeles Mountain、Katalina Island)しか見えません。一瞬、引き返すことも考えましたが、大まかな地形は見えていること、GPS持参であることから、航法上は問題なしと判断して進むことにします。Anaheim、Fullertonと順調に飛行し、APPが移管されたところで、「Fly direct to Queen Mary, maintain present altitude」と、予定していたルートと異なる指示が。北側からのアプローチでTorranceに行けませんかと聞いたところ、「Negative, due to jet relating to Long Beach」とのこと。GPSにセットしてあったルートと違うので若干焦りつつ、Long Beach方向に針路をとります。同時に、GPSにも目的地をLong Beachに設定します。LOS ALAMITOSの基地上空を通過します。
海岸線に出たところで、「Decend to 3000」との指示が。残り距離が短いので降下率を高めにしてQueen Maryの横にある白いドーム目指して飛んでいきます。GPSには、Torrance Airportをセット。APPからFurther Descentの許可、Torrance Towerへのコンタクトを指示されます。今日は視野が悪く、空港が見えないのは想定済みなのでしょうか、空港が見えるかとは聞かれもしませんでした。
TorranceのATISを急いで聞いてQueen Mary上空でTowerへコンタクト。Rwy29Rへのストレートインを指示されました。GPSを大いに参考にしながら、降下しつつ進みます。やがてもやの中にうっすらと緑の敷地、ハンガー、そして滑走路が浮かび上がってきました。滑走路の延長線にアラインして降りていきます。ここのVASIは4.0度だそうで、ストレートインするには高めに映るようです。なので、全て赤でも気にせずに目視の感覚を優先させます。「You are No.2. Follow No.1 Cessna on Base, Cleared to Land Rwy29R」との指示をもらいます。Baseに機体を見つけました。同乗者は見えないとのことで、やはりこれまでのトレーニング中に、他の機体を見つける能力も向上したのだろうかと思います。
初の同乗者フライトなので、着陸は気を使いました。フレアを粘りに粘り速度、ショック共にとても少ないスムースなランディング。今までで一番に近い着陸でした。しかし、Torranceの29Rは、滑走路から出るTaxiwayが少ないのです。かなり減速して着陸したので、出口(C)まで遠いこと。コトコトと走ってようやく出口、Groundにコンタクトの指示が。GroundにTransient Parkingまでを要求。向こうから、「Are you familar with the airport?」と聞かれたので、いいえ、初めてですと答えます。「右に曲がって、緑のボックスの枠に泊めるように」とのことで、「緑のボックス?」と思いながらも復唱。言われたとおりに曲がっていきます。駐機スペースごとに枠があり、記号がふってありますが、その記号がTで周りに緑の四角で囲んであるスペースがあります。これらがTransient用かということで合点し、空いているスペースに駐機し、エンジンを停止します。途中で進路が変更されたこともあり、飛行時間は
予定より5分多い35分でした。
駐機スペースはTiedown用のロープが設置されていますが、実はこれまでチェーンを引っかけるタイプしか使ったことが無く、紐を縛る方法が分かりません。隣に駐機してあるセスナのロープを良く観察し、見よう見まねで結んでおきます。まあ、一休みなので大丈夫でしょう。立派ながらがらんとしたGAターミナルを見学。日本の田舎にある、箱モノ観光センターのようなさみしさです。特にカフェなどもないので、出発する事に。Torranceは空港ももっと華やかかと思っていたのですが。
次のレグは、Long Beach、New Port Beach、Dana PointとLA南部の海岸線沿いに飛び、そこから変針して山を超えLake Elsinoreへ。Freeway15沿いに上がってLake Mathewsに寄ってCoronaへと戻るプランです。高度5500feetで、53分の予定です。エンジンを始動して、Groundにコンタクト、ランナップ場へ。ランナップしながらTowerを聞いていると、到着機が何機もやってきています。Hold Shortを予想しつつ、 出発準備完了、Queen Mary方向へ出発と告げると、「Right Downwind Approved, Cleared for Take Off Rwy29R without delay, traffic 1 mile on final」との返事が。そんな距離でも出すんだ、と思いながら、つつがなく離陸。DownwindからそのままQueen Maryへ。ここでSOCALにFlight Followingをリクエスト。Dana Point、Lake Elsinore経由でCoronaまでと告げます。
Hazeの向こうのKatarina Island |
New Port Beach(中央の島がBalboare Island) |
Dana Point上空からOcean Side方向 |
Lake Elsinoreが見えてきた |
上機嫌の管制官から、Coronaは見えるかと尋ねられたので、見えたことにしてFlight Followingを終了してもらいます。Coronaのトラフィック状況を聞きながら、降りていきます。同じタイミングで45に入る機体がいたので、十分注意をして周囲を確認します。向こうが先に入ったので、後を追うように45、Downwindとまわります。Finalでは、風はほぼ正面なのですが、風向が20,30度程度変わるのが吹き流しで分かります。だいぶ左に流されましたが、落ち着いてセンターに戻し着地。Torranceの時ほどスムースではなかったですが、不安を感じさせる着陸ではありませんでした。飛行時間は1時間ほど。
Lake Elsinore |
飛行時間:2.0(累計47.9時間)
:PIC時間2.0時間(累計3.5時間)
:夜間0.0(累計3.6時間)
着陸回数:2回(累計147回)
:夜間0回(累計10回)
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