私がライセンス取得のための訓練をしたのは、Corona空港にあるFly Corona!というスクールです。学校を選んだのは、近隣の空港のフライトスクールの中で、ホームページなどがあるところ、問い合わせのメールにしっかりとした返事が返してくれたからです。ここの社長は本業がITコンサルタントだそうで、ホームページの作りも(他のスクールと比較すると)しっかりしています。
また、他と比較して機体レンタル価格が安いことも魅力でした。インストラクターの価格は平均より高いかもしれませんが、デュアルで機体とインストラクター合わせても平均よりやや安く、ソロで機体だけの費用なら安いので、逆の価格設定より良かったと思います。
インストラクターに関しては、Lorne、Marlon、Elian、Eddieの4名のうち、Eddie以外の3名と飛ぶ機会がありましたが、皆分かりやすく的確な指導をしてくれました。所有機体数、在籍インストラクターの人数が多くはないため、スケジュールに関して思い通りにならないこともありましたが、併設されている整備工場もあり、飛行機理由の制約は少なかったと思います。スケジュールの変更は、殆どが天候によるものでした。
スクールに通う前に自力でWritten Testは合格していたので、グラウンドスクールはそれほどいらないかと想像していたので、それよりは長め時間になりましたが、本からは得られない活きた知識を教わったことは無駄ではなかったと思います。
という訳で、ライセンス取得までのデータをまとめてみたいと思います。
※初回デモフライト、勘違いで実施したソロクロスカントリーを除きます
フライト練習回数:30回
総練習時間:41.8時間
同乗教習:31.7時間
:計器3.1時間
:夜間3.6時間
単独飛行:10.1時間
着陸回数:142回
:夜間10回
グラウンドスクール:12回
グラウンドスクール時間:23.2時間
※フライトトレーニング前後のブリーフィング含む
費用:
スクール支払い費用
機体レンタル:$64/時間
インストラクター:$39/時間
(同乗教習は上記費用の合算)
燃料サーチャージ:$7/時間
スクール以外費用
Written Test受験料:$140(AOPA会員割引$10適用)
AFSP申請費用:$130
AFSP指紋採取費用:$99
Medical Certificate/Student Pilot Certificate:$95
Check Ride費用:$500
その他1(必要経費)
ヘッドセット
教材(テキスト類・チャート類)
機材(プロッター・フライトコンピュータ・ニーボード)
その他2(選択経費)
AOPA(パイロット会員組織)
機体損害賠償保険)
傷害保険
医療保険(操縦事故対応)
スクールへの費用は$5491(一括支払いなので10%ボーナスがつきました)でお釣りがきました。また、最初のDemo Flightも、スクールに入校したことで無料(その額の費用に充当)になりました。スクール費用には、機体レンタルやインストラクター費用の他、スクールで購入したテキストの費用なども含まれています。残った分はNon Refundableですが、その後の飛行機レンタルにまわすことが出来ます。1ドル81円前後のタイミングでしたので、45万円前後で済んだ計算です。それ以外の費用を合わせても、60万程度ではないでしょうか(良いヘッドセットを買ったので、その分が大きいですが)。決して安いものではありませんが、日本人の経営する学校はもちろんのこと、他のスクールと比較しても、安くあげることが出来たと、とても満足しています(これより安くて済んだ人がいれば、教えてもらいたいような知りたくないような)。何よりも、これまで全く知らない世界を知ることが出来たこと、またこの年齢で全く未知の分野に挑戦する機会を持てたことは、本当に素晴らしく何事にも代えがたい経験だったと感じています。
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