2012年9月6日

帰国してからというもの

帰国してからというもの、すっかり忙しさにかまけて、このブログも放置してしまっています。
簡単に、最後の投稿からの流れをまとめますと・・・

  1. グランドキャニオンを超えるフライトは、無事にPageからSedona経由で戻りました。Sedonaは上空からよりも地上から見るほうが迫力があることがわかりました(笑)。
  2. Multiの試験は、機材の不具合で受けることができませんでした(代わりの飛行機も不具合が発生するという不運に見舞われました)。
  3. 帰国後、日本のライセンスへの書き換えを進めています。
    1. 7月には学科試験(必要なのは法規1科目だけですが)を受験し、合格しました。
    2. 学科の結果を待って、8月末に書き換えの手続きに東京航空局に出かけて書類を提出しました。
    3. 現在は、その処理待ち中です。
  4. 8月にアメリカに行って飛ぶ予定でしたが、都合が合わずに延期としました。残念&感覚を忘れそうで怖いです。
  5. 代わりに、自動二輪の免許を取りに自動車学校に通ってみました。9月2日に卒業しました。 バイクは、確実に飛行機より難しいです(笑)。
こんな話を、おいおい載せていければと思っています。とくに免許の書き換えについては、参考としてくれる人もいるのではないでしょうか。


2012年3月31日

[PIC32-2]SedonaからChinoへのラストフライト

Sedonaからのフライトは、一直線にChinoまで戻るだけです。Sedonaでお土産も買い込み、いざ出発します。今日のSedonaは無風で良いのですが、その代わり機体によって滑走路の使用方向が異なるようです。CTAFを良く聞いて、耳でトラフィックの流れを理解しておく必要があります。 西からの到着機を待って、西に向けて出発する事としましたが、せっかくなので、空港周囲を旋回しながら上昇し、最後にSedonaの眺めも楽しんでおくことにします。ルートは、DRK V12 EED V208 TNP V370 PSP V388 PDZという航空路を通るプランです。ただし、今回もVFRで飛行します。、

着陸は高度感の掴みにくい空港でしたが、離陸はいたって普通でした。地上から見ると壮大でも上空から見ると箱庭のようなSedonaの景色の中、ボックスクライムの要領で上昇します。1回まわっていよいよ西に向けて出発です。この長旅も、これが最後のレグかと思うと、少し残念な気がします。ただし、このレグは3時間の長丁場ですので、油断しないように行くことにします。棟著の計画では8500feetの巡航予定でしたが、これまで難なく10,000feetを超えていること、前方の山が8500ではクリアランスが少し不足気味な気がしたことから、10,500feetに変更して上昇します。Flight Followingはまだ受けていません。Drake VOR(DRK)付近でLos Angles Centerにコンタクト。後は、巡航が続きます。

2012年3月26日

[PIC32-1]再びGrand Canyonを超えてSedonaへ

Pageの町は、Antelope Canyon、Lake Powellといった観光の玄関口の小さな町です。昨日は町を散歩してみましたが、なぜか町のあちこちにフランス人観光客が多くいました。Antelope Canyonは、イタリアカプリ島の青の洞窟と同じくらい見ることをお勧めしますが、今回は一泊二日のフライトゆえ、先を急ぎます。
空港から三本煙突を望みます
昨日FBOの人がホテルまで車で送ってくれました。今朝も電話をしたら迎えに来てくれるとの事でしたが、少しでも早く飛び立ちたいと思い、FBO開店前の7時半過ぎにホテルを出て空港まで歩いて向かいます。おかげで8時のFBO開店と同時に空港に到着し、すぐに出発準備を始めます。出発前点検やコースの確認をすませて、8時半にエンジンスタートとなりました。ラジオの調子を確認すると、雑音が入っておかしな感じがします。COM2に切り替えるなどして確認したため、時間がかかり、8:48に飛び立てました。Pageの南側に広がる8000feetの空域制限をクリアするため、空港上空からLake Powellにかけて大きくまわってから南へと向かいます。
Lake Meadを見ながら上昇します
Sedona(KSEZ)までは10500feetで向かいますが、気温が低いこともあり、順調に上昇出来ました。途中までは昨日の2レグ目とほぼ同じコースなので、昨日の周波数でLos Angeles Centerを呼びだしてFlight Followingを依頼します。順調にGrand Cayonへと向けて、飛行を続けます。
上から、三本煙突、Page市街、そしてGlen Canyon Dam
今回は、Grand Canyonの空域内は、Dragon Corridorと呼ばれるルートを通過します。このルートは、Grand Canyon観光の中心地に最も近いところを通過します。また、昨日より1000feet低く飛ぶため、とても迫力があります。谷の下の方では、ヘリコプターが飛んでいるのが見えました。10分ほどで巨大な渓谷を渡り切り、Grand Canyon空港の上空を通過してSedonaへと向かいます。
Grand Canyonの上空を通過します
Sedonaは、独特な景色でアメリカでも有数な観光地となったところです。Sedona空港は市街地にある台地の上に、航空母艦のような形で鎮座しています。空港に限らずアメリカの南西部では、ほぼ垂直にたちあがった台地があちこちにあり、Mesaと呼ばれています。Mesaの上の滑走路に降りる訳で、気流や視覚の問題で、Sedonaは降りにくいと言われています。日本では、南紀白浜空港が似た地形だそうです。
Sedona空港にたどり着きました。数日前の雪が残っています
幸い、Wind Calmとのことですが、逆に離着陸の方向が一定しておらず、機体によって使い分けられており、自分はどうするかを決定しないといけません。Rwy03に降りることにして、Sedona北部のMesaを超えてから降下してDownwind、Baseとまわりこみます。観光地なだけあって、トラフィックもなかなかあるようです。少し緊張しましたが、正しい進入角で入り着陸となりました。このフライトはブロックタイム2.1時間、フライトタイム1.8時間でした。車だと、この距離は4時間はかかります。
空母型空港?に着陸です
Sedonaでは、空港で1時間$10のレンタカーを借り出して、観光と昼食を取ることにしました。古びた車を繰って、Flank Lloyd Wrightが設計した「光の教会」を見学に出かけることにします。
Flank Loyd Wright設計の光の教会
教会内部
教会からの景色です
Sedonaは以前に1回来たことがありましたが、その時は時間の関係で光の教会だけ見ることが出来ませんでした。念願適ってようやく尋ねることが出来ました。それにしても、無風で快晴で涼しいという素晴らしい天候で、まさに飛行機日和です。
ダウンタウンの眺め
ダウンタウンで食事をしてから、空港に戻っていよいよ最後のレグへと進みます。

2012年3月22日

[PIC31]初のお泊りフライトでGrand Canyonへ

今月末で日本に帰国することとなり、飛び収めをどうするか考えていました。昨日は、DuBoisのMikeと最後のMooneyのフライトを行ない、めでたくComplexのEndorsementをもらいました。その後、BenihanaにMikeを招いての食事をし、これまでの感謝を伝えました。Mikeは本当に最高のCFIだと思います。最高でない(笑)CFIに当たって、特に強く感じます。彼については、また別の投稿で書きたいと思います。
まずはKajon Pass越えから始まります
さて、今日からは一泊二日でArizona州Page(KPGA)に飛びに来ています。機体はWarriorIIです。プランでは、Sedona(KSDM)経由でPageで1泊し、翌日Las Vegas Henderson(KHND)経由で戻る予定でしたが、明日Obama大統領がLas Vegasに来るらしくTFRが急遽出ることになったため、ルートを逆回りとして往路をKHND経由KPGAとしました。Chinoを離陸後、左旋回してPDZに向かいSOCAL APPにコンタクト。離陸前にFlight FollowingをGroundに依頼し、Squawkももらっているのでスムーズです。左旋回支障無しとの連絡を受け、一路Cajon Passに向かいます。順調に上昇し、Cajon Pass手前では8000feet程に到達。その後も上昇を続け9500feetで巡航に移ります。今日もCajon Passはスムースで、快適に通過できました。
窓の外はひたすら砂漠です
難所であるCajon Passさえ抜けてしまえば、後はひたすら砂漠の上をLas Vegasに向かうだけです。いつ見ても、High Desertの広大な砂漠は言葉を失います。失いついでに同乗者は気も失います(寝ています)。Dagget VORの手前でレーダー範囲から外れたとのことで、Joshua APPからFlight Followingの終了を告げられます。Hector VORの30m東で再度Los Angeles Centerにコンタクトするようにとのこと。言われた場所に到達してからコンタクトを取ると、再びSquawkをもらいます。
砂漠を進みます
出発して1時間30が過ぎ、そろそろNevada州に入ります。Nevadaに入る前のI15沿いにある7000feet級の山を超えると、フリーウェイ沿いにホテルが目に入ります。州境にあるカジノです。さらに遠方にはLas Vegasのビル群が。Nevadaに入ると、KLASのClass Bに入らないように降下に入ります。Henderson空港は南側に山があるため、あまり下げ過ぎるわけにもいかず、また山による気流の乱れで多少揺れやすいようです。我慢しながら降下し、Towerに移管されます。Towerからは「Make Straight-in to Rwy35R, Report Power Line」との指示。空港の南側の電線を超える直前にRwy35Lに変更しての着陸許可が出ました。すぐ右側をツインのターボプロップ機が35Rに向けて抜けて行きます。微風で着陸も順調にこなし、Transientへと向かいます。
着陸直前。左奥にはLas Vegas市街が
以前、Kudjoさんと来た時はFollow Meカーまで出てくれましたが、今回は出迎えは無し(笑)。そのまま駐機してターミナルビルに入って昼食をとします。このレグはBlock2.6時間、Flight2.3時間でした。
微風で穏やかに着陸できました
ターミナル2Fのレストランで食事を取って、次のレグに向かいます。KHNDまでは昨年にKudjoさんと来たことがありましたが、そこから先は全くの未体験の空です。これまた初めてのSelf Gas Standで戸惑いながら給油した後、GroundにFlight Followingを依頼してから出発します。KHNDから東に向かう際は、Class Bに干渉しないように飛ぶ必要があります。出発前にチャートを確認して、コース取りと上昇のタイミングを確認していましたが、離陸後Las Vegas Appにコンタクトすると、すぐにClass Bの進入許可をくれました。ただしヘディングは指示をされ、Hdg90, 100と誘導されます。結局、予定していたのとほぼ同じコース取りになりましたが、それでも高度制限はないためぐんぐんと上昇することが出来ました。
離陸後、右旋回すると右手にLas Vegasの町並みが望めました
今回は11500feetという、自分史上最高高度に上昇します。これはGrand CanyonのCorridorを通過するためです。はたしてWarriorIIがそこまで上昇出来るのか出発前にLou校長に尋ねたところ、「2人でそれしか荷物が無ければ余裕余裕。気温は低いし1万3,4000フィート位は上がれるよ」とのこと。前日、Mikeに相談し二人でPOHを見たり(何とはっきりと明示されていませんでした)したのに、あっけない返答でした。実際、時間はかかりましたが問題なく到達しました。
フーバーダムで有名なLake Meadを右手に上昇します
Grand Canyon上空通過は、いくつかのルールがあります。まずは、空域内はセクションごとに地上からの高度が定められており、その高度以下は特別許可を受けたものしか飛べません。この許可は遊覧飛行用で、一般の機はその空域の上を飛ぶことになります。さらに、空域内にはFlight Free Zoneがあり、ここは14500feet以下で飛んではいけません。さらに空域内にはFlight Free Zoneを横切るように計4本のCorridorがあり、これはしれぞれ南北に2本ずつ飛行高度が設定されています。11500feetは北行きの高度の低い方(もう1本は13500feet)な訳です。今回はこの高度でCorridorの一つであるFossil Canyon Corridorを抜けるプランです。
やがてGrand Canyon独特の風景が見えてきました
空域上空に入ってもFlight Followingが通常通り続きます。COM2で空域のモニター周波数も聞いてみますが、特別許可を受けた機体が空域内で位置報告を行なうのが主な用途のようです。一応、CenterにFossil Canyon Corridorを通過する旨を告げておきます。「了解」との返信。Grand Canyonの景色は、ひたすら雄大です。ただ、地上から見るより立体感が少ないため、最初は地上から訪れておいた方が感動は大きい気がします。それでも、6000feet程度の大地から、いきなり2,3000feetの巨大で深い渓谷を見降ろすのはすごいものです。最初は地上、今回は上空から見ているので、次の機会はぜひ谷底から上を眺めてみたい気がします。
上からの眺めは独特です
Fossil Canyon Corridorを抜け、Pageに向かいます。Grand CanyonとPageの間も同じColorado川の上流であるMarble Canyonがあり、ここも8000feet以下は許可機しか飛べません。降下を開始しつつ8000feet以下にならないように気を付けます。Pageのすぐ手前でLos Angeles CenterからDenver Centerになりますが、移管されることなく、「No Traffic Reported between you and the airport」と言うことで、あっさりとFlight Followingは終了となりました。PageのCTAFに合わせると、南から同じ距離、同じ高度でPageに向かっている機体がいることが判明。こちらはその機体の後ろに回り込むようにして続きます。いるはずの機体をなかなか視認できないのは、落ち着かない感じです。
Pageのシンボルの三本煙突が見えてきました
幸いにKPGAはWind Calm、Sky Clearという絶好のコンディションで、前の機体に続いてRwy33にストレートイン。前の機体は速度も早かったようで、結局着陸まで見つけられませんでした。このレグはブロック2.3時間、フライト2.1時間でした。
奥にLake Powellを見ながら進入します
到着後、FBO(Classic Aviation)に給油を依頼し、さらにホテルリストを見せてもらい宿泊先を選びます。ホテルまでは送ってくれるとのことで、車に乗せてもらい空港から5分ほどのホテルに入りました。Pageも以前、車で来たことがありましたが、その時は急がない旅行ということもあり、自宅を出発してから2日目に到達しました。飛行機だと5時間程度で飛んで来れる訳で、一日でこんな遠方に来れたことに感慨を覚えます。
到着後、夕焼けの中を散歩してみました
明日は、Sedonaを回ってChinoに戻る予定です。

2012年3月5日

[MLT09]Check Rideへ道は遠く…

今日は久しぶりのMultiのトレーニングです。このところのSanta Anaウインドで予定が遅れに遅れています。それ以外の遅れなどもあり、本来なら1月中には取れていたのではと思うと、歯痒い限りです。天候は仕方ありませんが、それ以外は不満があるのも事実です。これまで、プライベート、計器とほぼ最短時間で取れていたので、その分、口惜しい気がします。インストラクターのBillの言い分としては、クロスカントリ―にも慣れてこそ、その機種に慣れたと言えるだそうです。それはその通りなのですが、高い価格のツインでバンバン飛ばれては、たまったものではない気もします。

という訳で今日もBillとのフライトです。トレーニングの前に、しっかりと今後の予定を問い質します。それによると、今回と次回のフライトで、次はチェックライドとのこと。チェックライドも予定が二転三転し、2週間後、しかもArizonaまで行かないといけないとのこと。何だか、腑に落ちない話ばかりです。頭の中でスクールを変えてやるかとも思いますが、ここまで来たので、それも不経済かと思ったりします。

一応、納得した事にして、今日のトレーニングへ。今日もChinoでILSのトレーニングです。前回は双発でのアプローチでしたが、今回は片発でのアプローチを繰り返します。正直言って、特に問題は感じません。機体にもすっかり慣れ、基本的には乗りこなせている感覚を持っています。飛ばすこと自体は楽しいので、それなりに楽しんでしまいました。機体の価格が安ければ、もっと素直にトレーニングを楽しめるのですが。

昨日までのSanta Anaウインドは落ち着いたようで、まだ少し残っており、途中からChino空港はRwy8R/Lの使用に変わりました。そこでトラフィックを2回まわって、苦手な横風を練習し、その後Coronaに戻りました。Billは「すっかりうまくなったなあ。完璧なパイロットにしてやる」と言いますが、時間をかければそうなるのも、まあ当然ではないかなあと思う次第です。

これ以上、予定が崩れたり、トレーニング時間が伸びないことを祈りながら、帰路につきました。

飛行実績:
飛行時間:1.7時間(累計183.9時間)
Simulator: 0.0時間(累計9.8時間)
:PIC時間 0.0時間(累計59.9時間)
:Instrument 0.8時間(累計51.05時間)

:夜間0.0時間(累計4.7時間)

着陸回数:3回(累計364回)
Simulator着陸:0回(累計3回)
:夜間0回(累計11回)


グラウンドスクール:0.3時間(Multi累計7.0時間)

2012年3月4日

Google Map Street Viewに私が出ました(笑)

昨日は、知り合いの方が帰国されるというので、Chino空港まで出かけてきました。空港内でオフィスを持たれているYさん(Chino空港在30年というすごいパイロット)のところに2カ月程滞在されていたCさんが帰国されるとのことで、お目にかかりました。Cさんは、熊本をベースにプロパイロットをされておられる方で、ATP受験のために渡米だったとのこと。めでたくATPを取得されての帰国ですが、Cさんには、こちらでお会いした時から、いつも優しく航空に関する知識を教えて下さっていました。

本当はCoronaでトレーニングの予定もあったのですが、恒例のSanta AnaウインドでChino空港は30ktsを超えるガスト、Ontarioに至っては40ktsまで記録したとか。もう少しでC150なら浮き上がってしまう程の風です。さて、そんなトレーニング中止も当然なほどの砂埃も舞うなか、久しぶりにChinoまで出かけて突然思い出したのが、昨年Instrumentのトレーニング中に、Google Car(?)に出会ったこと。

Du Boisのハンガー前でPre-Flightをしていた時、横の道路を不思議な物体を載せた自動車が走っているのを目にしました。普通のセダンなのですが、車にはGoogleのロゴが入り、上には円筒形のものが載っています。一瞬して、これが噂のGoogleのStreet View撮影車だと気が付きました。急いで両手を振ってみましたが、あっという間に走り去って行きました。

そんなことがあったことをすっかり忘れてしまっていたのですが、今日、現場を走った時にふと思い出し、帰宅後Google Mapで見てみたら、ちゃんと私が映っていました。顔は鮮明ではありませんが、それでも腑抜けた表情でGoogle Carを見送っている様子は捉えられています。残念ながら、手を振る前だったようでした。

私の近影をご覧になりたい方は、Google MapでChino空港付近をご探索ください(笑)。恥ずかしいので、リンクはここには貼りません(笑)。

Ground InstructorのライセンスをもらいにFSDOへ

Ground Instructor取得に必要に資格を取ったので、免許をもらう行動にします。必要なアクションは、FSDOにアポイントメントメントを取って訪問することだけです。FAAのページから、身近なFSDOを見つけて、アポイントメントを電話またはメールで取ります。
幸いなことに、RiversideにFSDOのオフィスがあるので、そこにアポイントメントを取りました。こちらからのメールで訪問可能な日時を3つほど伝えると、一番最初の日時でOKとの返事がありました。

当日、オフィスを訪問すると、なかなか女性が鍵を開けてくれました。ドアを開けて入ろうとすると、ドアをその女性ががっちりと押さえて入れてくれません。まずは用件、アポイントメント相手を確認した上で、はじめてドアをしっかりとあけてくれました。なかなか、厳密な警備ぶりです。ちなみに、後から来た男性はカバンを持っていたため、建物の外でかばん床に置いて、中身の確認をさせられていました。

建物内に入ると、病院の待合室の用に椅子が10脚程度並び、奥にはカウンターがありました。そこで、氏名、用件、アポイントメントの相手などを書いて、担当者が出てくるのを待ちます。担当者は若い男性で、まずはしっかりと握手をします。もって来た書類を確認してもらいます。私は、3つの試験の合格証書しか持って行かなかったのですが、本来はFAA Form 8710-1を記入して持ってくるそうで、プリントアウトして渡してくれました。フライト・ライセンスやメディカルについても記入するところがありました(FAAのPractical Testの時の書類と同じものです)。さらにIDが必要でしたが、これはパスポート、もしくは米国の免許証のどちらかで良いそうです。

記入を終えると、担当者が「今からコンピュータに入力してくる。僕はタイピングが遅いので、待ってて」と言って奥に消え、またしばらく待つことに。10分ほどして戻ってくると、手には仮ライセンスが。記入内容を確認して、サインをして終了です。本ライセンスは1ヶ月ほどで郵送されるとの事でした。なんだかんだで小一時間かかりましたが、これはアメリカのオフィス作業では妥当な範囲でしょうか。 


以上で、晴れてグラウンドインストラクター(アドバンスド/インストルメント)となることが出来ました。