2010年10月29日

朝は大気が安定していました[フライトトレーニング03]

ふ今日は、朝一で飛んできました。家を早朝に出発し、空港へ。空気が澄んでいて、遠くの山の稜線がくっきりと見えています。

予約時間の5分前に着きましたが、空港のゲートこそ開いていたものの、スクールはまだ鍵がかかったまま。鍵がかかっているときは、裏口にあるポストに機体管理簿が入れてあると聞いたのでのぞいてみましたが、何もなし。時間を過ぎてもインストラクターのMarlonは姿を見せずで、仕方がないので車に戻ってMarlonに電話をすると、電話をしながら、Marlonの車が隣のパーキングに入ってきました。5分ほど遅れて現れるのが、Marlon流?のようです。その頃には、どこからかスタッフが来ていてスクールも開いていました。

早速、飛行前のインスペクションを行なって出発します。点検はだいぶ慣れてきましたが、逆に点検漏れがないように気をつけないとと思います。また今日は快晴なので、サングラスを忘れないようにしないと大変です。

ランナップまでのタクシーは自分が担当することに。少しずつコツがつかめてきたような気がしますが、まだ少しふらふらします。また、地上では常にスロットルを握っておくことを注意されました。ランナップでの点検も終えて、コントロールを渡します。前回、Elianにもらったトラフィックパターン上での交信表があるので、それとMarlonの交信を参照します。Marlonは1200フィートまできちんとアップウインドを上昇します。

ダウンウインドに入った直後に、コントロールを渡されました。3000フィートまで上昇とのこと。今日は、コトリとも揺れない気流の良さで、そのためか気持ちがいいように操作が安定してきまります。Marlonにも、「ずいぶんいいねえ」と言われて、少し良い気分に。その後、訓練空域まで飛んで、はじめにClearaing Turnから教わります。これは通常のターンで左90度、右90度と行なうもの。これで周辺に他の飛行機がいないかを確かめます。

上昇時の70mph、下降時の500feet/minuteの維持、またCoordinationのとり方も習いました。これまで、いつも機体がやや左に傾くと感じていたのは、P-Factorのせいだったようです。ラダーで修正することで、きれいな直進が保てるようになってきました。

その後、Steep Turn、通常ターン+上昇、通常ターン+下降を行ないました。どれもきれいに決まります。気流が安定していると気持ち良いものです。また、視界も澄んでいて、下界がとても美しく見えます。Marlonも「awesome」と連発してくれて、なんだか操縦がうまくなった気がします(笑)。

その後、Ground Reference Maneuverをするとのことで、2300フィート(対地800フィート)に降下してから、まずは地上にある水道タンクの周囲を360度旋回。はじめにMarlonがお手本を見せてくれてから、まねします。左にあるタンクの位置関係を維持すれば良いのですが、なんとなくカクカクとした旋回になってしまいます。それでも、Marlonは「よく修正が出来ている」と評価してくれます。しかし、徐々にタンクに近づいていってしまいました。

次に、直線道路上でのS字ターン。これも教本に書いてあった通りですが、コツは道路を横断する時に、直角に交差するようになることをイメージして、旋回角度を調整し続けること。点を目標とする360度より、線を目標とするS字の方がやさしい気がしました。

これらを繰り返しているうちに、あっという間に帰途につく時間に。2500フィートまで上昇してからダウンウインド45度で合流する経路を目指します。Marlonから、「気流が安定していると、操縦がうまくなった気がするだろう」といわれました。自分がうまくなった訳じゃないのかと、悔しく感じます(笑)。引き続き、空港が見えるかと聞かれましたが、まだ良く分からないので、「見えない」というと、「2500に上昇!」との指示。上昇すると、明確に空港が分かりました。

その後、ファイナルに入るところまで操縦を任せてくれ、フラップ展開時の機体の挙動なども理解することが出来ました。その間に、Before Landingチェックリストを実施。かなり慌しくなります。ファイナルで曲がるも降下が足りずに、VASIは白白のまま。ここでコントロールを渡し、少し蛇行しながら高度処理、そして着陸。Marlon、ブレーキをなかなかかけずにずるずると滑走路上を進みます。かなり端まで進んでからタクシーウェイへ。

After Landingチェックを終えてから、「さあ、長い道のりで、十分タクシーの練習をしてくれ」とのこと。そのために、わざと滑走路を出るのを遅らせてくれたようです。タクシーですが、だいぶ慣れました。飛行中にも良く使ったせいか、ラダーの踏み込みの感覚をつかんできた気がします。またスロットルもRPMの数値にこだわりすぎず、感覚的に操作し始めた気がしました。そして、いつものように駐機場に到着、タイダウン。Marlonに、「気流が安定していると、操縦がしやすい。今日は何かつかんだ気がする」と言っておきました。それにつけても、今日は気持ちよく飛べた気がします。霧さえなければ、朝に練習するのが良いのかもしれません。

同乗教習:1.1時間(累計3.5時間)
地上教習:0.2時間(累計2.3時間)


教習内容は、次の通りでした。

  • Basic Maneuvering
    • Level
    • Climb
    • Turn
    • Descent
    • Combination of Climb/Descent & Turn
  • Ground Reference Maneuvering
    • 360turn
    • S Curve
  • Taxing

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