2010年10月13日

初フライト・・・出来ず

10月13日(水)、朝に初フライトの予約を入れました。教官は体験飛行の時のLorneです。かなり大柄だったので、C150だとぎっちぎちだろうな、などと思いながら外に出ると、視界が良くありません。完全に霧が出ています。それでも、スクールまで車で出かけ、受付にいたCarlosに、「この視界はどう」と聞いてみると、「駄目だけど、じきに上がると思う」とのこと。他にも年配のスチューデントがすでに来ており、スクールのソファで待機していました。

Lorneもすでに来ており、まずは体重計に乗れとのこと。アメリカに来て以来、5キロほど増量しているので、どんなものかと思いながら乗ると、当たり前ですが、自宅で測ったのと同じ体重。Lorneはインストラクター控室に引っ込みましたが、しばらくすると控室に呼ばれました。ホワイトボードに何やら計算が書いてあり、「君が**ポンド、僕が**ポンド。飛行機の自重が**ポンド。Max Weightから差し引くと燃料を**ガロン降ろさないといけない。これはコンフォタブルではない。」とのこと。つまり、二人が重すぎて、これでは飛べないということでした。

Lorneは「自分が重すぎなんだ。今後、インストラクターを変えるか、C172に訓練機を変えるかは100%君次第だ。」とのこと。なんか切ない感じなので、思わず「デモフライトの時にあなたと飛んで、とても信頼できると感じたから、あなたを選んだのに」とフォロー。厳格な空の男は、こんなフォローにも顔色一つ変えず。ますます信用できるような、多少は気を良くして欲しかったような。

いずれにせよ窓口のCarlosにも報告し、二人から「理解してくれてありがとう」と握手されました。何となく、まだ飛ぶ事に実感が持てていないので、特に失望感は無し。Carlosは恐縮してくれて、「お詫びに1時間フライト時間を付けるから」とのありがたい申し出。「また来ます」と言って、そのまま帰宅の途につきました。この頃になると、すっかり空は晴れ上がっていました…。空を見ると、少し残念な気がしてきました。

さて、今後ですが、飛行機を変えるか教官を変えるか。Lorneは予約画面で見ると、空きが多いのて、つかまえやすそうなのが魅力&ヒマそうで多少気の毒な感じです。でも、C150の方が訓練費が安いのには変わりなく、どうしたものかなあと逡巡します。 また、C150の場合、どの教官だったら体重的にOKなのか、聞いてくるのを忘れました。このスクール(他のもそうでしょうが)のWeb予約画面には、そんな判別機能はもちろんなく、また電話して聞かないといけません。自分がライセンスを取った暁には、高機能の予約システムを開発して、プレゼントしてあげようかしら。そんな事も少し考えました。

そんな訳で、初フライトにはまだ至っていません。本当に飛びたてる日は来るのでしょうか。

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