いつものように5分ほど遅れて到着したElianからは、「今日はこれからのトレーニングの説明と、ナビゲーションについて勉強しよう」とのこと。ナビゲーションはもう少し後だろうと思っていましたので、少し驚きました。
まず、次回からは、
- Short Field Landing
- Short Field Take Off
- Soft Field Landing
- Soft Field Landing
引き続いて、ナビゲーションについて。3種類のナビゲーションがあり、
- Pilotage: see & fly (地文航法)
- Dead Reckoning: time, speed & distance (推測航法)
- Radio Navigation (電波航法)
- チャートにプロッターで航路を引き、LegごとにDistanceとTrue Courseを測ります
- 巡航高度を決定します(ここでは3,500feet)
- DistanceとTrue Courseをナビゲーションチャートに書き込みます
- 気象通報からルート最寄りの通報地点の巡航高度の風向風速を割り出します
- aviationweather.govを参照します
- この辺りではOntario空港が最寄り通報地点になります
- 同じ高度での風向風速の通報が無ければ、上下の高度の平均を取ります
- Flight ComputerでTASからGround Speed(GS)とTrue Heading(TH)を計算します
- 磁偏位を加味し、THにMagnetic Heading(MH)を記入します
- MHにDeviationを加味し、Corrected Heading(CH)を割り出します
- Flight ComputerでLegごとの飛行時間(ETE)を割り出して記入します
- 飛行時間を基に消費燃料(GPH)を計算します
- Top Of Climb(TOC)を計算します。これは時間を基に計算するので、その結果で、TOCの位置がログの中で上下します。TOCはログに、一つのチェックポイントとして記入します。
- TOCはありますがTop of Descentは特に計算しません。同じ燃料消費量として計算します。
- 全ての必要燃料量に30分のFuel Reservを加えます(C150では1時間当たり6Gとして計算し、さらにElianは用心として1時間分6Gを加えます)。
- Deviationは機体(機種ではなく)ごとに異なるので、機体に掲示されている数値を用います。
次回までの宿題として、帰路のフライトプランを作ってくることを課されました。天気予報の風向風速を入れなければならないので、早めに作るという訳にも行きません(途中までは出来ますが、TOCがどのレグに入るかは未確定です)。また感想としては、Flight Computerの裏側(単位計算の面)の使い方がいまいち慣れないことです。Written Testを受けた時は、電卓を使って計算していたので、読み方に慣熟していません。Elianに言わせれば、これも慣れれば問題ない、そうです。今回の計算なら5分で出来ると言っていました。ただし、彼も普段はiPhoneのアプリを使っていて、「これなら2分」だそうです。試験のときには、何を使って計算しても試験官は全く気にしないそうです。
その後、天気通報(予報)の読み方について、パソコンでaviation.govを使って説明を受けましたが、「天気図を読むのは、趣味でもともと好き」と伝えたら、すぐに終わりました(笑)。
それでも、2時間半ちかくたっぷりレクチャーを受けました。Elianはスクールでは理論派と紹介されていますが、確かになかなかGround重視派のようです。次回は、French Valleyまで飛んで、そこでShort Field, Soft Fieldなどの練習をするとの事でした。
同乗教習:0.0時間(累計18.8時間)
単独飛行:0.0時間(累計0.4時間)
総飛行時間:19.2時間
地上教習:2.0時間(累計13.6時間)
着陸回数:0回(累計67回)
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