2010年11月5日

ニーボード

フライトトレーニングでは、飛行中にインストラクターは実によくしゃべります。つまりは、いろいろなことを教えてくれるのですが、中には初めて聞く内容もあります。また、具体的な言葉や数字を教えてくれることもあります。訓練地域の周波数や用語など。また、ASOSで離陸前、着陸前には最新の天候情報をチェックします。特に気圧は高度計を正しく表示させるのに必要です。こうした知識やデータを記録するのに、これまではクリアケースに紙を入れ、それに記入していましたが、紙の枚数が増えるにつれ、整理するのが大変になってきました。操縦中は、ほかにチェックリストも膝の上に置いていますので、膝の上がごちゃごちゃとしてくる訳です。そこで、ニーボードを買うことを思いつきました。インストラクターは皆、使っています。

以前にElianと飛んだ時に買おうと思っていると話したところ、自分用のものを試しにといって、付けさせてくれました。ニーボードの裏に付いているジップ付きのゴム紐を腿まいて固定するのですが、なかなか使いやすい感じだったので、彼が持っている黒のJeppesenの同じものを買おうと思って、空港近くの航空グッズ屋で見たところ、色の違うもの(青)しかありませんでした。色が違うだけなのか、商品自体が違うのかも分かりませんが、VFR Trifold Kneeboardという商品でした。
色は変でなければ良いので、気にせず購入したのですが、家で試しに装着してみると、 どうもゴム紐の長さが短い気がします。腿の血流が悪くなる感じで、新品でゴムがきついだけかもしれませんが、これでは操縦中に足に違和感を感じ続けることになります。Marlonに話したところ「ゴムだから伸びるでしょ」と言われましたが、足に付けてもらったところ「これは短いかもね」との事でした。
たまたま買ったものが不良品でゴム紐が短いだけなのかと思い、買ったお店で他の品も確認しましたが、長さは同じでした。アメリカ人は私よりよほど大柄な人間が多いのに、特に腿が太い訳ではないと思うのですが、どういうことなんでしょうか。

いずれにしても、これだと辛いので、別の製品に交換してもらいました。今度はASAのLong Trifold Kneeboardにしてみました。世の中の評判では、ASA社のものよりもJeppesenのものの方がしっかりしているとの事ですが、確かにASAのものは少しちゃちな感じがします。それでもサイズが縦に伸びているので、チャート類がちゃんと入ります。Jeppesenのものは、縦が短く、チャートが入らなかったのも、マイナスポイントでした(上の写真では入っているのですが、実際はぎりぎり入らなかったです)。
肝心の腿に巻くゴム紐ですが、長さは驚くことにあまり変わりませんでした。しかしASAの方が方が細く、圧迫感はあまり感じませんでした。という事で、Kneeboardはそれぞれ一長一短がありましたが、私はASAのもので落ち着きました。

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