2011年1月30日

総まとめ[フライトトレーニング30]

ようやく、チェックライドと同じ空域で練習をする事が出来ます。まずは、CoronaからChinoへ飛び、そこから本当の試験と同じ手順をこなします。ChinoではGroundにタクシーバックの依頼をした上で、Ontario空港のClassCのTransition許可を依頼します。
「Chino Ground, Cessna11630」
「Cessna 11630, go ahead」
「Cessna 11630, request transition Ontario airspace, Landing at Hesperia」
「Cessna 630, roger, clear of ClassC airspace until radio communication established wirh Ontario Tower, squawk code will be given by Chino Tower」
「clear of ClassC until 2way radio with Ontario, expect squawk code from Tower, 630」
(たぶん)このような通信を行ないます。

出発後Ontarioに移管され、進入許可をもらって変針して、Ontario空港の真上に向けて飛んでいきます。通過高度は2500feetとのこと。さらにOntario TowerにHesperiaまでのFlight Followingを依頼します。

Ontario空港のmidfieldを通過した辺りで高度制限の終了が告げられ、上昇を開始します。さらにSOCAL APPに移管され、フリーウェイ10、15のインターセクション上空に達したところでElianから「Flight Followingをキャンセルしろ」との指示。指示に従したがって、SOCALにキャンセルを申し出ます。SOCALからしたら、頼んだと思った途端にキャンセルする変わった奴と映るのか、別に当たり前すぎて何とも思わないのか。

それからは、いよいよエアワークをしなければいけません。まずはHood Work。しばらくやった後で、メインイベントとも言えるストール3連続。最初にPower On Stall。フルスロットルにして機首を上げていきます。とにかくやさしくとのことで、機体の水平と方位を維持しながら、じりじりと操縦桿を引き続けます。失速したら、機種を5度上向きを維持しながら高度低下を最低限に維持するようにします。

次はTurning Stall。左に20度の旋回をしながらエンジンをアイドルにして、さらに操縦桿を引いて失速させます。失速したらすぐに翼を水平に戻し、フルスロットルで回復します。全ての失速では、上昇に戻れたら「Positive Climb」とコールします。

3つ目は、Power Off Stall。まず、1500RPM程度に落とし、フラップを30度まで展開します。その上で、スロットルをアイドルにし、操縦桿を引いて失速させます。この失速だけは少しですがバフェット(翼の失速による振動)が感じられます。バフェットが起きたら、回復作業に移ります。まず、フルスロットルと同時にフラップを10度上げ、機種を少し上向きにして降下しないようにします。速度がついて高度が上がり始めたら「Positive」とコールし、フラップを10度上げ、引き続き高度が上昇していることを確認、コールしながらフラップを全て上げます。

次の種目はSteep Turn。試験ではなぜか左旋回しか指示されないそうで、その通りに練習しました。Steep Turn時は速度低下に気をつけ、スロットルを少し足すことに注意します。

その次は、エンジンをアイドルにされるので、エンジン停止のシミュレーションでRialto空港に緊急着陸します。空港が見えているのでBest Glide(70mph)にする必要はなく、空港に向けて、降りていきます。その途中に、Engine Fuel Valve、Mixture、Throttle、Carburetor Heat、Magneto、Masterと確認します。エンジンは再始動しない(設定)ので、Rialto TrafficにSimulated Engine Failure Landingをする旨通報します。

Elianからは「No Powerだから高すぎても低すぎてもダメ」と言われますが、この高さの見極めがなかなか難しいものです。ベース、ファイナルとうまく行ったと思ったのですが、最後にフラップを30度にしたところで、思ったよりも速度が落ちてしまい、「頭を下げろ」との指示が。滑走路手前の過走帯に降りてしまうのではと思いましたが、グラウンドエフェクトで伸びて滑走路に着陸。これは、なかなか難しいです。Elianから「速度には注意しないと最悪失速するから」との注意が。確かにその通りでした。

タクシーバックしてSoft Field Take Off。そのままトラフィックパターンをまわって、Soft Field Landing。再度タクシーバックし、 今度はShort Field Take Off、Landingで1回まわります。その後はそのままタッチアンドゴーで離陸し、上昇したところでTurn on the Point(360度旋回)を実施。実際は2回転だそうですが、今回は1回で終わりにしました。この辺りのエアワークは、たぶん大丈夫でしょう。

試験は、まだ残っています。最後は、再びOntarioにコンタクトをしてChinoへのTransitionの許可をもらいます。今回はそのままCoronaに戻りますが。Chinoの上空で、Elianが教えてくれました。「空港の中央を横切るWash(小川)があるから、それにしたがって南下していくと、そのままChinoのRwy26LのRight Baseになる」。Base、Finalとまわって着陸までして、試験が終わりだそうです。

試験の流れの感想としては、短い間隔でChino、Ontarioと交信相手が変わるので、この辺りを落ち着いてこなすことが重要そうです。Rialtoの北側のCajon Pass訓練空域は5700feetの山がすぐ北に迫り、なかなかの迫力の場所でした。

正直、もう何回か練習して慣れたいのですが、試験の日程が迫っています。Elianも今日の午後から1泊2日でのラスベガス送迎の仕事が入っているそうで、時間が取れるか分かりません。イメージトレーニングだけはしっかりしておきたいと思います。

同乗教習:1.4時間(累計32.0時間)
:計器0.0時間(累計3.1時間)
:夜間0.0時間(3.6時間)
単独飛行:0.0時間(累計10.1時間)
総飛行時間:42.1時間
着陸回数:5回(累計132回)
:夜間0回(累計10回)
地上教習:0.0時間(累計22.4時間) 

0 件のコメント:

コメントを投稿