2011年1月26日

Gustyな中でラジオの故障[フライトトレーニング27]

今日は、昼過ぎからトレーニング。 昨日吹き荒れていた風がまだ強く吹いています。軽い乱気流がBumpyで、強くなるとGustyとなるそうです。今日はかなりなGustyです。

そんな中、いよいよ最終のCheck Rideに向けての練習が始まりました。今日は、Check Rideでやる内容を実際の場所で行うとのこと。出発前の打ち合わせで、Corona空港を離陸直後にChinoタワーにコンタクト。Chinoに一度着陸した後はタクシーバック中に、Ontario GroundにChino Class CのMidfield Transition to Hesperiaの許可を申請。離陸直後にOntarioタワーに移管した後、許可をもらって空域通過。そのままFlight FollowingでHesperia空港へのフォローを依頼します。その後、Freeway 10/15 intersectionでフォローイングをキャンセルしてエアワーク、Simulated Engine FailureでRialto空港へのPower off Landingという一連の手順を確認しました。その後、離陸と着陸を繰り返して試験を続け、最後にChinoで試験終了という、実際の試験の流れを再現する予定です。

離陸までは、いつもと同じで順調でした。ASOSやCTAFでラジオに若干ノイズがのりましたが、特に気になるほどではありませんでした。ところが離陸後、いざChinoタワーに交信しようとすると、交信している自分の声がとても小さく聞こえます。そして、Chinoタワーからの返事も同じように小さく聞こえました。「聞き取れない」とElianに伝えますが、Intercomも同じように小さい音声でした。それでもElianが理解してくれ、Radioを受け持ってくれました。

何とか、26Lのダウンウインド、ベースと回りましたが、タワーからの声はどんどん小さくなり、Elianが、予定を変更してLake Mathewsの訓練空域に行ってから戻ろうとのこと。ラジオがこのような状態では、Class Cに入るにはリスクが高すぎるということなのでしょう。

Chinoではタッチアンドゴーでそのまま空域を離れ、訓練空域へ移動。そこでHoodをかぶり、しばらくの間、計器飛行の練習をしました。ところが、風がずいぶん強く、場所によってはRPMを絞っても上昇を続け、また別の場所では高度を失うという状態で、なかなか一定の高度、速度、方位で安定させる野が難しい状況でした。計器飛行では、指示針路±10度、指示高度±1000フィートの正確さが要求されますが、時々その範囲を突き抜けてしまいました。

次に、ストールの練習。はじめにPower On Stall、Turning Stall、最後にPower Off Stallと3つを続けて行います。これが試験時の流れだそうで、2つ目のTurning Stallははじめて練習しました。20度で旋回しながら操縦桿を引いて失速されるもので、スピンの恐怖からか、なかなか難しく感じました。それ以外のストールも、久しぶりでなかなか感覚がつかめず、特にPower Off Stallはストールの瞬間が分かりにくい感じでした。ストールはストールに入るまでの直進維持も気を使いますが、ストール後のリカバリー時も以下に高度を落とさないかに気をつける必要があります。速度を得るために機種を下げたいのですが、ストール後に高度を失うのは、とにかく最低限にしないといけないとのこと。納得ですが、実際は2000feet以上の対地高度がある場所では、つい機種を下げてしまいます。かなりの時間繰り返して、何とか少し慣れました。

次のSteep Turnは、バンクを途中で戻してしまう傾向があることを注意されましたが、それ以外は問題なし。Over the Point(目標地点上空での360度旋回)は、風が強いためか、修正に多少手こずりました。このあたりは自信を持っていたので、この強風に翻弄されたことが少し悔しい感じでした。最後に、Emergency Landingの練習をしましたが、着陸地点までタイミング良く高度を落としていくのは、なかなか難しそうです。かといって、遠すぎる着陸地点を設定してもたどり着けない恐れもありますし。

一通りは練習しましたが、ラジオの調子が悪く、結局はそれくらいで切り上げてCoronaに戻りました。フライト時間はとても短く0.7時間だけでした。ElianにはCheck Rideに向けて緊張しているのかと聞かれましたが、自分ではそのような意識はないのですが、どうもこれまでの調子が出ないような気がしています。久しぶりに隣にインストラクター(Elian)を乗せているからか、それよりも最近忙しいこともあり、その寝不足から来る疲れではないかと思います。IMSAFE(体の調子を考える際の重要な要素6つ)は、やはり当たっている気がします。

明日は、ラジオが直っていれば、今日やる予定だった現地練習、だめだったら機材を交換するという話になりました。

同乗教習:0.7時間(累計26.3時間)
:計器0.3時間(累計0.9時間)
:夜間0.0時間(0.6時間)
単独飛行:0.0時間(累計10.1時間)
総飛行時間:36.4時間
着陸回数:4回(累計122回)
:夜間0回(累計5回)
地上教習:0.4時間(累計21.4時間) 

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