2011年1月20日

ソロローカルでRiversideまで[フライトトレーニング25]

昨日、Elianが携帯のテキストメッセージで「Soloのクロスカントリー以外の飛行時間はどれだけだっけ」と聞いてきました。チェックライドに向けて、必要な条件を満たすよう、いろいろ計算をしてくれているようです。 自分では、いつも計算しているので、すぐに3.9時間と答えたところ、「1.1時間足りないので、明日のフライトはソロにしよう」ということになりました。

そして今日の朝、空港にやってきました。今までのソロでは、着陸練習なりクロスカントリーなり目的が最初から明瞭でしたが、今回はソロの時間を作るという意味合いなので、何をするか自分で決めなければなりません。出発前に自分で今日のトレーニング目標を、
  1. 訓練空域でのマヌーバの練習
  2. Riverside空港への交信と着陸
  3. Corona空港でのトラフィックパターン
ということにしました。一応ElianにもテキストでRiversideに行く許可を求めると、「気をつけて」という返事が返ってきました。今日の出発前点検でも燃料への水の混入が認められました。寒暖の差の激しさがタンク内に結露をもたらすようです。両翼のタンクのうち、通風弁の付いている左翼は水分がほとんど出ないことからも、その傾向がうかがえます。Elianに習ったように、翼をゆすってはしばらくおいてからサンプリングを繰り返し、ようやく水が認められなくなったところで出発。この様子では、毎回早めに来ないと、この水抜き作業に時間を取られてしまいます。

離陸前は、全くトラフィックが無かったのですが、離陸直後から、無線には次々とinboundのコールが。周りに十分注意しながら、パターンから離脱し、訓練空域(Lake Mathews)へ。今日はHazeがひどく、Corona空港のVisibilityも少し前まで6SMほどになっていたほどです。出発時にはRiversideと合わせて10SMに改善しましたが、それでも上がってみれば、だいぶ視界が限られる感じでした。

気をつけて訓練空域に到着しましたが、ここにも3機程度がいるようで、高度や位置を注意深く聞きます。ぶつかるのはいやなので、こちらも下手な英語を駆使して一生懸命場所を通報します。今回はスティープターン、パワーオフストール、グラウンドマヌーバを行いました。どれも、まあ問題ないと思われたので、Riverside空港へ移動することへ。

出発前にRiverside空港の周波数、TPA(Traffic Pattern Altitude:空港周回高度)などは全て確認して目メモしてあり、冷静にセットしたつもりでしたが、間違ってGroundに呼びかけてしまい、Towerを呼び直すことに。GPSで確認すると空域ぎりぎりだったため、その場で360度旋回して、コンタクト成立前(Class Dはコンタクト成立が進入の条件です)に空域に進入しないようにしました。

コンタクトが無事取れたところで、「Enter Left Base Rwy27」との指示が。高すぎた高度を落としつつ、ベースに入れるように調節していきます。トラフィックパターンのベース直前位の位置で、「Cleared to Land Rwy27」の許可が。ここでの着陸は、フレア不足になってしまいました。滑走路出口に向かうあたりでIntentionを聞かれたので、タクシーバックを要請。Groundにコンタクトせず、そのままタクシーとのこと。

Rwy27エンドまでたどり着き、一息ついてから次のCorona空港までの飛び方(離陸後の方位、上昇高度、ルート)を頭の中で整理し、タワーにコンタクト。「Riverside Tower, Cessna11630, Ready for departure, departure to the Southwest, bound for Corona Airport」

 離陸許可をもらい、速やかに離陸します。すぐに南下し、空域を抜けるところで、
「Frequency change approved, have a nice day」とタワーからコールが。こうした一言をつけてもらえると、何となく嬉しいものです。礼を言ってから周波数を変更し、Corona空港のASOSを聞いた上で、CTAFに合わせました。今日の収穫としては、ノンタワーでは自身の安全のために積極的に位置と意向を通報することが見につき始めたことです。衝突したくないですから。通報で必要なのは、
・位置
・高度
・方向、意向
の3点です。落ち着いていないと、3点の内、ついどれかを忘れがちになってしまうので、気をつけないといけません。

ダウンウインド45度からトラフィックパターンに進入し、着陸しました。まあまあの着陸でしたが、空港周辺の気流が悪く、特にファイナルでは多少の下降気流を感じました。パワーを絶えず調整しながらの着陸になりました。以前、別の方のブログでCoronaでは下降気流があって怖いという書き込みがありましたが、初めてそれを実感しました。


 その後、2度トラフィックパターンを回りましたが、今日はHazeが出ている割には気流は乱れており、だいぶ着陸に気を使いました。1回は、今から考えるとGo Aroundすべき(バルーンが大きめ)だったと思います。最近、AOPAの雑誌で、危ないと思ったら何はともあれやり直すことと書かれていたのを読んで納得していたにもかかわらず、本能的に地面に戻る選択をしてしまいます。次回からは、躊躇無くGo Aroundできるように意識をしておかないと。

エンジンを停止するまでTacho/Hobb Meterを見ていなかったのですが、ちょうど不足分の1.1時間でした。過不足無いトレーニングが出来ていることになり、なかなか満足な数字となりました。Elianにもぴったりの数字になったことをテキストで送ると、「Your almost done」との返事が。それを言うには、まだ少し早い気もしますが、トレーニングも佳境に入りつつあるのかもしれません。。

同乗教習:0.0時間(累計25.6時間)
:計器0.0時間(累計0.6時間)
:夜間0.0時間(0.6時間)
単独飛行:1.1時間(累計6.8時間)
総飛行時間:32.4時間
着陸回数:4回(累計118回)
:夜間0回(累計5回)
地上教習:0.0時間(累計19.0時間)

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