チェックアウトに使用した機体 |
Lanceも燃料のチェックを行ない、出発となります。チェックリストにしたがって作業をしますが、スクールの格納庫がすれ違いの難しい奥まった所にあるので、エンジン始動後はプレッシャーを確認したら、すぐに行き止まりの誘導路の出口まで先に出てしまうとのこと。こうしたローカルルールは、繰り返して慣れるしかありません。また、エンジン始動はイグニッション(マグネトー)をLまで回したらスタートボタンを押します。この機構も興味深いものがあります。
チェックアウトに使用した機体とスクール |
Lanceがしきりと「タクシーにブレーキは使うな」と言うので、曲がり道でブレーキをかけずにまわろうとしますが、速度が落ち切らずに大回りになります。「こういう時は、曲がり道に入るまでにブレーキで速度を落としきる」とのこと。この辺の意思疎通がなかなかぎくしゃくしています。Rwy26RのRunup Areaも初めて入りました。。Runupでは、2000RPMまで上げてあげてチェックするので、ハンドブレーキをしっかりとかけます。これもCessnaでは、フットブレーキで済ましていました。
Runupがすむと、タワーにコンタクトして出発。離陸自体は特に意識する違いもありません。操作感ですが、Cessnaと比較して、何となく滑りやすい気がします。ペダルで滑らないように合わせます。低翼機のせいでしょうか。トリムは何と天井のハンドルを回すことも判明。Cessnaのような上下でなく横に回転させる方法なので、どちらが上下か直観的に分かりません。また、操作が大がかりなので、Cessnaよりはトリムの使用は減りそうな気がします。この辺りの慣れない操作にアタフタしながら、Lake Mathewsへ。
Lake MathewsでSteep Turn、Power On/Off Stall。Turning Stallの際は、どちらが失速しやすいかとの質問に咄嗟に答えられず。答えは上反角がきつくなる反旋回方向の翼とのことで、そうならないようにコーディネイトをきっちり管理することが重要という事でした。さらにスローフライト、エマージェンシーランディングの手順を確認して、Chinoに戻ります。どうもLanceの畳みかける指導に慣れずに、少し緊張して、手順が全てアタフタとしてしまいます。Towerに呼びかける内容を確認してから、Freeway91/15のインターセクション上で進入許可を取得。
必要十分な装備のコックピット |
その後、2度着陸を行ない、「驚くほどうまかった」着陸も普通になりました(笑)。3度目の着陸でスクールに戻ろうとのことで、これまでの一連のぎこちない操作ぶりに、全く知らない機体を一度でチェックアウトするのは無理だったかと思いつつ、スクールまでタキシング。エンジンを切ったところで、「チェックアウトは合格、以上で終了」とのこと。思わず「これでですか」と尋ねると、「別に機体を壊すような操作をするとも思えないし」とLance。注意点としては、「チェックリストは必ず使うこと。あと、ATCにもう少し慣れること」とのこと。確かにどちらもアタフタしているうちに、十分でない点がありました。これがチェックライドだったら落とされるところです。
いずれにせよ、これでいきなりPICで出て行くのは、スクール・空港でのハンドリング、機体操作の両面で不安があるので、Solooはもう一度インストラクターと飛んでからという事に自分で決めました。 正直、Lanceは多少波長が合わない所も感じましたが、せっかくここまで教えてもらったので、次も彼に一緒に乗ってもらおうと思っています。
LouもLanceも、チェロキーがセスナよりいかに優れているかを色々な場面で説明してくれました。安定性やストール特性、地上でのタクシーの容易さ、などなどありますが、一方で、燃料ポンプの操作や燃料タンクの切り替えなど、配慮が必要な部分があるのも事実です。チェロキーに慣れながら、それぞれの良さを知ることが出来ればと思っています。
飛行時間:1.0(累計63.3時間)
:PIC時間1.0時間(累計16.7時間)
:夜間0.0(累計3.1時間)
着陸回数:3回(累計189回)
:夜間0回(累計10回)
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