2011年5月18日

[PIC]定番Ramonaと初Oceanside

前回は、天候の関係もあり予定していたOceansideには行けなかったので、今回こそはと飛ぶことにしました。Oceansideだけだと47.5nmと50マイルを切りクロスカントリー扱いにならないため、まずはRamonaへフライトします。
第2レグ、RamonaからOceansideへフライト中
今日は初めてC172でのクロスカントリー予定だったのですが、予約してあるC172の戻りが遅れているのに対して、予約が入っているはずのC150は駐機しています。スクール受付のCarlosに尋ねると、C150はキャンセルとのことで、急遽C150に機種を変更して出発する事にしました。
第2レグに向けてRamona空港での出発待ち中
C150の出発準備をしていると、見慣れない黒人が近付いてきます。話を聞けば、本来C150を予約していたガーナ出身のKudjoさんという人でした。「自分は今日は天気が悪いから飛ばないことにした」という事でしたが、たしかにScatteredが中層にありますが、青空も見えています。目的地の空港もどちらもSky Clearだったので、問題ないと判断したと話します。
第2レグ、Ramona空港出発直後
Kudjoさんは、プロを目指しているそうで、プロ志望なのか聞かれた私が、「僕はプロになるには年を取ってるからねえ。」と答えたところ、真顔で「なりたいという気持ちさえ本物ならば、パイロットに年は関係ない」と言われました。聞けば年齢も2つ違いだそうで、アフリカや中国、東南アジアに行けばまだまだ仕事はあるはずだ、との事でした。明るく感じのとても良い人物で、近いうちに一緒に飛ぶ事を約束して別れました。
第2レグ、Palomar空港上空を通過します
CoronaからRamonaへは、数日前と同じルートです。Flight Followingを依頼して、5500feetで行きますが、雲のボトムが5500~6000feetといったところで、とにかくよく揺れます。一瞬たりとて操縦桿から手が離せない状況で、しかも進むにつれて、ボトムが下がってきているようです。したがって「Cessna61Q is descending to 5000feet due to clouds」とSOCALに伝えます。「Maintain VFR」とのことで、そのまま5000を保ちます。やがて、日本語アクセントのセスナが同じRamonaに向けて向かっているのが聞こえてきました。Ramonaについて、Runway Endで次のレグの準備をしていると、当該機が降りてきました。白に赤い塗装の入ったC172でした。気流はBumpyですが、今日はとても視界が良く、15マイル先からRamona空港が確認できました。また風は270@6で上空のガストは厳しいものの、地上付近は風は比較的穏やかでした。
第3レグ、Oceanside空港出発直後
Ramonaを出発した後、すぐに日本人パイロットの機体も同じ方向へ離陸するのがラジオで分かったので、Ramonaの空域を離れる時に、タワーに「Gooday, Sayonara」と言っておきました。日本人パイロットの人には、分かってもらえたでしょうか。

Ramonaからは初めてのルートを通ってOceansideへ向かいます。3000feetでLake Hodges、Palomar空港上空を経由する予定です。Palomarの空域は2400feetまでですが、空港上空辺りから降下するため空域内で2400feet以下になることを考え、Lake Hodges上空でTransitionの許可を取ります。視界が良く、太平洋が目に飛び込んできます。Palomar空港上空で再度、位置と高度、これから降下に入ることを通報し降下を開始しました。初めて降りる空港なので、必死でOceansideを探します。GPSの助けを借りつつ、多少ふらつきながら谷間の道路脇のようなところに空港を見つけました。
第3レグ、Oceanside空港を後ろにCoronaへ戻ります
Trafficで位置通報をしつつ、MidpointからRight Downwindと入っていきます。Gustがきつく、BaseからFinalで大きく流されましたが、気を取り直してアラインし、進入します。地上波270@9G14との事でしたが、着陸直前にGustが吹き、大きく膨らみますが、じっと我慢して着地直前にフレアを増やして着陸します。おかげで地上滑走が殆どいらないほどでした。Redlands程の小さな空港で、しかも河岸段丘の下のような地形にあるため、狭い印象を受けます。そのままタクシーバックしてすぐに離陸。

離陸すると河岸段丘の上に出てさらに上昇するので、体感上高度がなかなか感じられず、がまんして上昇を待ちます。右のトラフィックパターンにしたがって、ダウンウインドから東へ出ますが、Camp Pendletonの空域に入らないよう、一旦南に針路を振り、ハイウェイの南を飛ぶようにします。しばらく飛ぶとPendletonの空域が離れるので、プランを少しショートカットし、直接Temeculaを目指します。Flight Followingを依頼しましたが、相手にされず。高度も雲高を考え、プランの6500feetを代えて4500に抑えます。左手にFallbrookを見つけつつ、Temecula、Lake Elsinoreと順調にフライトします。
第3レグ、奥にPendleton基地、手前にFallbrook空港
ここまで来るとLake Mathewsも見え、Coronaに帰って来たと実感します。ただし、この辺りの谷間はトラフィックが錯そうしがちなので、十分に注意しながらCorona空港の南側へ進入し、45に入る準備とします。先日もそうでしたが、Coronaの南、西側は山に囲まれ、特に気流が悪くなります。普段は山に近付いて飛ぶのですが、あまり近付くとさらにタービュランスが酷そうなので、山から距離を取って進入します。風は260@11G17との報告で、前回ほどではないにせよ、穏やかではありません。フラップは20度で抑え、そのままパワー調整を細かくしながら着陸します。Coronaでも設置寸前にガストが吹き、地面すれすれを長い事飛びますが、良い感じで着地できました。
第3レグ、雲の下を飛びます
戻ってくると再びKudjoさんが外に出て来て、風はどうだったかと詳しく聞かれました。確かに今日は、Enrouteの風が厳しくC150は大げさに言えば、この葉のように揉まれました。まあ、体験という意味では、良い経験になったと思います。さらにKudjoさんと情報交換をして、今日のフライトは終了となりました。
第3レグ、巡航飛行中

飛行時間:2.2(累計62.3時間)
:PIC時間2.2時間(累計15.7時間)
:夜間0.0(累計3.1時間)
着陸回数:3回(累計186回)
:夜間0回(累計10回)

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