2011年5月14日

[PIC]久しぶりのRamona往復

今日は、久しぶりのクロスカントリーの予定でした。前の晩からNavlogを作りながら、天候を確認していると、サンディエゴ付近の天候がよくありません。どうも海側に雲が貼りつくようで、予定していたOceansideは無理そうです。
帰路、西側には乱層雲が発達していました
翌日になってCorona空港の天候を確認すると、Ceiling100feetとの情報が。驚いてスクールに電話すると、実際はクリアでASOSが壊れているよう、とのこと。空港に着いてみると、確かに視界は広がっています。Lorneがいたので、天候について相談すると、内陸を飛んでいる分には問題ないだろう、とのこと。この段階で、いくつか用意していたプランの中から、Ramonaの単純往復に決定しました。プリフライトとを実施していると、風がずいぶんと吹いてきました。準備しながらラジオを聞くと、12ノット、ガスト18ノットと聞こえてきました。幸い横風成分が殆どありませんが、私にとってはなかなか強い風です。
帰路、海からは低層雲が張り出していました
久しぶりのクロスカントリーなので、手順を十分確認してから出発します。いつもそうなのですが、私は出発前の準備に時間がかかるようで、30分はいつもかかります。機体の点検をし、必要な書類を確認し、地図をセットしてルートを最終確認し、出発後の手順を頭で整理すると、どうしてもそれくらいはかかります。その前にもっと準備をすれば良いのかもしれませんが、それでも最終確認としてやるべきことは多い気がします。

そんなで、空港到着後45分してエンジンスタート。今日は体験搭乗が2機同じ時間に入っているようで、ラテンの親子の組と、黒人の兄妹の組がそれぞれスクールの教官とそれぞれC172のまえで記念撮影をしたりしています。その中を抜けて、出発しました。Gustyなので、時々ザワッと強い風が吹きます。ランナップを無難にすませて、いざ離陸です。離陸直後に突風にかなり流されましたが、戻してパターンをまわってダウンウインドから出発します。空港周辺は、かなり気流が悪い状態で一瞬不安になりますが、上がるにつれてましになっていきました。
いかにも気流が悪そうな雲の配置です
クロスカントリーでいつも来る最初の山場は、 SOCALにFlight Followingを依頼することです。いつも忙しそうなSOCAL Approachに間隙をぬって依頼しないといけません。また、忙しいので、Stanbyと言ったまま放置されたりすることもあります。今日も早速、「Call you later」と言われてしまいましたが、しばらくするとちゃんと呼んでくれました。忘れていなかったのだけでも、うれしい気分です。無事にSquawk Codeももらえ、5500feetでLake Elsinore、Temecula、San Luis Riverと設定したポイントを通過していきます。

この辺りからかなり雲が海から張り出しているのが見えてきました。殆ど雲海の上の飛行という状況です。Ramonaの天候を確認すると、Sky Clear。雲海と言っても、航路の左を中心として地面も見えているので、VFRを維持して進みます。Approachからは、Descent at Pilot's Discretionとの連絡が。3000feet前後でCloud Topに遭遇したので、雲を避けつつ降りて行きます。空港はまだ見えませんが、そろそろ空域に入ってしまうので、Flight Followingをキャンセルし、タワーにコンタクトします。そのまま降下を続けると空港が見えてきました。Right Trafficに入るように指示されます。
Cnayon Lake上空。住宅が立ち並んでいます
Downwindに入る時に連絡し、そのままCleared to Landをもらいます。風は12ノット。フラップは25度くらいにして、進入します。フレアを少し時間がかかりましたが、ランウェイセンターを維持して着地。滑走路から出てタクシーバックを要求。50分ほどのフライトでした。そのまま、GPSで帰路のデータをセットアップし、 地図でルートを確認したところで北西に向けて離陸要求。同じ北西からの到着機がありますが、タワーはコンタクトしているとのことでで、そのまま離陸許可。

離陸後すぐに、いつものサンディエゴ動物園付属サファリパーク(ワイルドアニマルパークから最近改称されました)の横を上昇します。風のためか、パークの気球は地上に係留されているのが確認できました。
帰路、基本的にFreeway15に沿って飛行します
タワーの空域を外れると、すぐにSOCAL Approachにコンタクトしようとしますが、かなりの混雑のようで、何とか割って入った他のVFR機もことごとく無視されています。試しにコールしたところ、スタンバイとの返答はありましたが、その後の呼びかけはなし。そのまま巡航高度の6500feetまで上昇してしまいまいた。時間をおいて再度依頼しても、返答すらありませんでした。
帰路、Lake Elsinore。この手前でFlight Followingが受け入れられました
結局Flight FollowingはLake Elsinoreの南付近で、次の空域に入ってから再度依頼してようやく受け入れられました。Elsinoreのスカイダイビングの空域に入らないようFreeway15の東側を飛行を続けます。到着のための降下を申し出ると、No Restrictionとのこと。さらに空港が視認出来なので、Followingを終了してもらい、Corona CTAFに切り替えました。この頃から揺れが酷くなり、ASOSでは17ノット、ガスト23ノットとの情報が。いつもは45に入るのに、空港南側の山にだいぶ近付くのですが、あまりのタービュランスに近付くのを止め、ゆっくりと45に入ります。出発機と位置の確認をして、こちらがダウンウインドに入るころ、3機編隊が上がり始めました。

最後の揺れは凄まじいもので、不安な気持ちになりながら、ベース、ファイナルとまわります。フラップは20度にし、速度を心もち早めにして降ります。パワーを調整しながらまわりますが、さすがに23ノットのガストが吹き荒れる中を進入していくのは、たえず細かな修正が必要になります。ゴーアラウンドすることも念頭に入れながら、ラウンドアウトして着地を待ちます。フレアした直後に風が強くなり少し浮きますが我慢して耐え、着地直前にフレアを増やします。着地点は伸びましたが、無事に降りることが出来ました。帰路はおよそ55分のフライトでした。
到着後、Linemanによる給油開始
降りた後も、機体を揺らす突風が吹くので、トレーニングで習った強風時のエルロン・ラダーの操作を実践しながら、駐機場まで戻りました。こんな風では、出発時にいたデモフライトの人たちも、もしかしたら怖い思いをしてしまったのではないかと思います。
風が強いので、しっかりとタイダウンしました
今日は、2カ月ぶりとなるクロスカントリーで2時間のフライトタイムを稼ぐことが出来ました。インストルメントには50時間のクロスカントリーPICが必要だそうで、訓練開始までに35時間ほどが必要とのことで、しばらくは時間を見つけてクロスカントリーを出来ればと思っています。色々な所に飛行機で訪ねられればと思います。

飛行時間:2.0(累計60.1時間)
:PIC時間2.0時間(累計13.5時間)
:夜間0.0(累計3.1時間)
着陸回数:2回(累計183回)
:夜間0回(累計10回)

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