2011年6月30日

[IFR04]少し先が見えたかも

早くも練習第4回目。前回、Mikeが歯痛によりダウンしたので、今回は彼の病状回復具合が心配でしたが、校長のLouに聞くと、もうすっかり大丈夫だよ、とのこと。安心してPre Flight InspectionをしているとMikeがやって来ました。具合はと聞くと、「歯を抜いたから、痛みは良くなったけど、具合はそんなには良くない」とのこと。どうも、もらった薬が体調に悪影響を及ぼしているようです。

それでも、今日は普通にGround Schoolからすることに。計器の仕組みや発生しうるErrorについて復習します。この辺りはWritten Testで勉強しているので特に問題はなさそうです。あとは、口述の時に、しっかりと英語で質問できるようにすることが必要でしょうか。次に、上昇、水平、下降、旋回のそれぞれの際のPrimary、Supportingの計器について。Written Testでもこの項目が覚えにくく、結局すべて直感で答えることで乗り切っていました。それで良いかとたずねたところ、やっぱりちゃんと覚えなくちゃいけない、とのことで少し重い気持ちに。「まあ、試験当日までに、少しずつ覚えていけば良いよ」とMike。覚えやすくと、用意していた資料をいろいろもらいました。

一通りGroundをした後は、フライトに向かいます。今朝は視界が悪く、Louは「絶好のIFR日和」など呟いていましたが、徐々に霧や低層の雲が上がり始めています。まあ、どんな天気でも、フードを被る自分には関係ないのですが。Chino空港のGround、Towerとの交信も、慣れてきているのが自分でも実感できます。滑走路までのタクシーウェイのルートのパターン(といっても2つしかありませんが)も覚えてきました。

出発先はいつものようにLake Mathews。26Rから左旋回の許可をもらうのもいつも通りです。いつも、離着陸の際だけは、返信でもフルコールサインを言っていましたが、Mikeは必要ないとのこと。一番シビアな状況なので、ここだけはフルで言っても良い様な気がしていたのですが。離陸すると、Crosswindに旋回を開始した直後にフードをかぶれとの指示が。今日は久しぶりに自前のメガネ型フードを装着。うまく装着できたのか、とても見やすく外まで少し見えてしまうほどでした。

PDZ VORのトラッキング、スローフライト、パワーオフストール、Unusual Flight Attitudeと項目をこなします。どれも、今日は気持ちよく決まります。面白いのはUnusual Flight Attitudeで、プライベートの時は目をつぶっている間に教官のElianが姿勢をおかしくしていましたが、今回は、自分で目をつぶったままLevel Flightを続けろ、との指示が。だんだん自分の感覚が分からなくなってきますが、エンジン音を頼りに上昇・下降姿勢を判別します。それでもわけが分からなくなったところで、目を開けてリカバーとの指示が出ました。「おっと」と声が出るくらい、下向きで翼も傾いていました。立て直して再度挑戦。今度はずいぶん長いことそのままです。「Unstableになってきた気がする」とMikeに言っても、「そのまま続けて」との返答。ようやく「それじゃありカバーして」と言われて目を開けると、ほぼ水平で若干だけ上昇中。殆ど水平飛行のままでした。ほんとは、もっと乱れたほうが練習になるのでしょう。

最初よりは慣れてきた気もしますが、Mikeは実践的にどんどん負荷をかけてきます。下降、旋回を指示し、同時にBefore Landing Checklistの実施を要求したりします。実際は、これにATCやチャートを読む作業が入ったりするので、もっと忙しくなるとのこと。ワークロードが自分の能力いっぱいになっているのを感じます。さらにTowerに着陸の要求をするようにとの指示まで受け、本当に手一杯に。高度を少し外しつつも、何とか交信、高度もリカバーしつつ、Chinoへの帰り道をたどります。HSIにはILSがセットされますが、ほぼ90度の角度で進入するので、オーバーシュートに。それを直そうとすると、「操縦は少しずつ」、と釘を刺されます。何とか乗ったところで目を開けると26Rが目の前に。

高度が高めなので下ろしていくと、今度は速度が速めに。最後にフレアをかけると、やはりというかバルーニングがおきてしまいました。最近、着陸がスランプなので、練習しないといけないと思いますが、Mikeは「あれで悪くない」とのこと。その他も、今日のフライトは出来が良かったようで、Mikeにとても誉めてもらいました。気分もよく、ほめられて伸びるタイプの自分は、これならいけるのではという気持ちになりました。スクールまでのタキシング中、Mikeがいきなり「アルベルト・フジモリを知ってるか」と言い出します。知ってると答えると、「自分はペルー出身だ」とのこと。意外な出身地に驚いていると、「5歳のときに移ってきたんだけど」とのこと。5歳だとほぼネイティブですが、もしかすると、どおりで彼の英語は他のインストラクターと比較して聞きやすいのかもしれません。

飛行実績
飛行時間:1.2(累計80.9時間)
:PIC時間0.0時間(累計29.5時間)
:Instrument 0.9時間(累計3.3時間)
:Instruction 1.2時間(累計4.8時間)
:夜間0.0(累計3.1時間)
着陸回数:1回(累計207回)
:夜間0回(累計10回)

グラウンドスクール:
内容:テキスト Chapter2 SectionA、B
:Instruments
0.5時間(累計1.7時間)

6 件のコメント:

  1. このタイトルと全然違う質問ですが、最初免許はinitialですよね。その次はinstrumentですか?私はmultiengineのcormmercialまで免許取ろうとしてます。

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  2. 私の場合は、InitialのPrivateの次は、Instrumentを取っています。私はプロ志望ではないので、分かりかねますが、周りを見ている限り、次はMuttiよりもInstrumentを先に取る人が多い気がします。Commercialは250時間が必要だそうですね。頑張って下さい!!

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  3. ありがとうございます!参考になりました。なんか免許取るのに人の倍ぐらいかかりそうな気がします(;´Д`)

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  4. Commercialまで取るのであれば、結局250時間、しかもどの役割でも良い時間が100時間あるので、倍かかろうが最終的には違いはなさそうです。じっくりと教官と飛ぶのも良いのでは(笑)。教官と飛ぶのにうんざりしてきたら、上達してきたということかと思います(同じことを私も言われました)。

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  5. 一人で飛べるようになるまでどれぐらい時間かかりました?なんかルームメートは4週間でprivate取れたとか言ってました。トレーニングが始まって2週間たったのですが未だにソロの道が遠く感じるのですが・・・(´;ω;`)

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  6. 自分のブログ投稿を読むと、18.8時間でソロをしてますね。
    http://soranosanpo.blogspot.com/2010/11/18_28.html

    私も、その時は気にしていましたが、終わってしまえば早かろうと遅かろうと大した違いはないと思います。そしてSoloの後は、クロスカントリーなど楽しいトレーニングが待ってます(笑)。

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