2011年6月13日

[PIC]ランディング200回達成

クロスカントリーで、Corona-Ramona-French Valley-Coronaとフライト。3回の着陸で累計200回目の着陸となりました(記録上なので、実際は少し怪しいのですが)。機体は、久しぶりにFly CoronaでC172Fを借りました。この機体は1966年製とかなり古いものの、エンジンは換装したばかりで軽快な印象があります。
カメラは忘れました(画像はGPSのログです)
この日は、間もなくこの地を去るという友人を乗せてのフライト。彼女は初めての軽飛行機でしたが、オートバイの免許も持っており、アルバイトで大型車を運転していたりと乗り物好きで、セスナにも興味津々な様子でした。そこでプレフライトのチェックリストから説明をし、すべての準備をしてからいざ出発。ここ連日マリンレイヤーが発達しており天候が懸念材料でしたが、hazeは出ているもののVisibilityはCorona、Ramona、French Valley空港のいずれも10SM、Sky Clear、航路上も問題はなしと判断して出発します。

最初のレグでは5500feetまで上昇しました。ちょうど5000feet辺りがHazeのトップで、全く揺れることなくスムーズにもやの上の晴天を飛行します。天気がいまいちなためか周囲のトラフィックも多くなく、それでいてHaze上で視界がとても良いこともあり、Flight Followingは依頼せず。ただし周波数はSOCALに合わせて聞き耳を立てながら、友人に周囲の地形について説明をします。地図とGPSを参考にしつつRamonaへのアプローチを開始。友人が仕事で行ったことのあるAnimal Parkの上空を通過するようにしながら、Towerから指示されたようにRight Traffic、Report Abeamにしたがいます。

こちらがダウンウインドに入るころ、Piperがストレートインとのレポートを聞いて、どちらが先になるかと考えていましたが、結局こちらが先に。さらに別の機の女性パイロットからロストポジションとTowerに通報があり。少し上ずった声でしたが、Towerは冷静にアイデントを指示。こちらは、280@10で問題なく着陸。着陸後速やかに滑走路から出るよう指示があり、クリアしたところで、後続のPiperが着陸しました。
Ramona着陸時の軌跡

Ramonaではそのままタクシーバックして出発。その間も、先ほどの迷走する女性パイロットに対して、Towerから「高度を上げた方が良い」、「右3マイルに障害物が見えるはず」などと様々なアドバイスが。軽くパニック気味の女性パイロットのセスナが着陸してから出発した方が安心では、などと話しながら、次のレグの準備をRwy27エンドで行います。その後、このセスナは無事にDownwindに入ったようで、そのタイミングでReady for Northwest departureを告げると、without delayでの離陸許可が出、当該のセスナの到着前の出発となりました。

French Valleyへは4500feetで直行します。行きよりも1000feet低いだけですが、行きよりも少し内陸を通ったせいか、地面に随分近い感じです。地上の景色を楽しみながら、久しぶりのFrench Valleyへ。調べたら、昨年の11月30日にElianと来て以来、2度目の訪問でした。Rwy18、Left Traffic。ほぼ同時に西からの進入機があり、空港までの距離もほぼ同じ。先方に譲るつもりで速度を落とし、少し迂回しつつ当該機を探します。なかなか見つけられずにいましたが、先方のDownwind進入の通報と同時に、旋回する機体を視認しました。そのまま続いて進入します。
French Valley到着/出発時の軌跡
先行機がずいぶんDownwindを延長するなと思っていたところ、別の機からFinalに入ったとの通報が。先行機の前に、さらにもう1機がいたのでした。減速しつつも先行機の後に続いて大きめのパターンでFinalへ入ります。Thresholdで急に風が弱まり、機首が下を向こうとするのを何とか維持しつつ、それでもドシンとしたランディングに。199回目の着陸としては、あまり褒められたものではありません。タクシーしてTransient Parkingへ入ります。

French Valleyでは、以前から来てみたかった空港のCafeへ行きました。サンドイッチ、バーガー、パイといった典型的なDinerメニューですが、きれいな店内で天井からはミニチュアの機体がたくさんぶら下がって、空港カフェの雰囲気を盛り立てています。注文してから出てくるのにかなり時間はかかりましたが、食事もサンドイッチ、パイ共においしく、人気なのも納得できる感じでした。

食事も終わり、いよいよ最後のレグに出発します。Transientに駐機した機体のタイダウンを外し、外部点検を終えてBefore Engine Startのチェックをしていると、隣の機体のパイロットがやって来て、「後ろのタイダウンが外れていないよ」と教えてくれました。最後に外そうと思って忘れていました。危ないところを教えてくれたパイロットは、「僕も前にやったことがある」と言いながら、さっと外して自分の機体に乗り込みました。礼を言ってそのまま点検を続行。隣の機体はあっという間にエンジンをスタートし、出て行きました。こちらも、続いてRunway Endへ向かいます。

先行機に続いてRunupを行ない、Right Crosswindで離陸。この日は、地表以外はとても気流が安定しており、とても快適な飛行を続けます。今回も4500まで上昇、Right CrosswindからFreeway15沿いに飛んで行きます。Lake Mathewsが見えたので、「あそこでいつも練習をしていた」と話したところ、「どんな練習をしていたのか」と友人。そこで、少しだけLake Mathewsに近付いてSteep Turnを実演する事にしました。トレーニングで飛んでいると怖くはないのですが、友人はとてもスリル満点(面白がっていましたが)だったようです。いつの間にか、こうした動きに慣れている自分に気づきました。

夕暮れの日没前の中をCoronaへアプローチ。ファイナルでCTAFの送信ボタンをカチカチと5回押して、Runway Lightsを点灯してみます。これも、なかなか評判が良かったです。200回目となる着陸ですが、風を気にしてアプローチ速度が高めだったせいで、着地までしばらく我慢が続きました。着地自体も、まあまあという感じで、満足できるものではありませんでした。次の節目には、満足できる着陸をしたいと思います。

友人はとても満足してくれたようで、ライセンスを取るどころか、副業でインストラクターをすることまで、検討し始めていました。新しい土地で、パイロットになることを期待しています。

飛行距離(直線距離);
AJO-RNM 62nm:
RNM-F70  34nm
F70-AJO  31nm
Total 127nm(約230km)

飛行データ(Google Earth上で表示されます):
ダウンロード(Google Earhが必要です)

飛行実績
飛行時間:2.2(累計73.1時間)
:PIC時間2.2時間(累計26.5時間)
:夜間0.0(累計3.1時間)
着陸回数:3回(累計200回)
:夜間0回(累計10回)

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