2011年6月27日

[PIC]初のサンディエゴ(Montgomery)着陸

足りないXCのPIC時間を稼ぐということで、クロスカントリーも行なう必要があります。まあ、これは単に楽しみでのフライトという事でもあるのですが。Instrumentの練習がフードをかぶり続けなければいけないので、ストレス解消という意味も持ちそうです。
第2レグ、Oceansideまで海の上を飛ぶ
いつもクロスカントリーでは、何か一つ新しいことをと考えていますが、今回は初めてサンディエゴのMontgomery空港にいくことにしました。MontgomeryはサンディエゴのClass Bの空域をくぐりぬけて行く必要があります。ルートはRamonaを経由し、そこから高度を下げつつClass Bの下を進むこととします。
Montgomery空港のターミナルビル(2Fがレストラン)
今日の機材はDu BoisのC150。調べてみると1ヶ月ぶりのC150ですが、出発前に、エンジンカウル内のボルトが欠落していたのをLouが見つけました。見つけた不具合は修理はせずにおれないようで、「10分で直るから修理させてくれ」とのこと。了承すると、メカニックに指示して、エンジンカウルをすべて外しての修理が始まりました。なかなか大がかりです。待っている間に、Du Boisの機体を見て回ります。特に見たかったのはMooney。これは180mph出るという高速機で、興味があります。早速Louも近寄ってきて、中を見るか、トリムで垂直尾翼全体が動くところを見せようと、勧めてきます。操縦もそれほど難しくないし、アプローチ速度もチェロキーと大して変わらない、とのこと。そんな事をしているうちに、修理の30分もあっという間に経ちました。10分のはずではあったのですが(笑)。
フィッシュタコス(一口食べてしまっていますが)
気を取り直して出発します。離陸すると、C150の非力さが目立ちます。上昇速度は80mph。フリーウェイの車と殆ど変りありません。しかも上昇率は500fpmを行くか行かないか。今日は暑い日ですが、それにしても非力です。また、細かい揺れを良く拾い、フラフラします。思えば、良くこの機種でプライベートの練習をやりきったものだと思います。安定する機体を乗るようになると、小型、非力の機体は不便に感じるようになるようです。
Montogmery離陸後、La Jolla手前で旋回開始
それでも、何とか5500feetまで上昇し、Ramonaへと向かいます。Flight Followingも受け、順調に進みます。Ramonaの手前で3500までの降下を要求したところ、4500を指示されます。RamonaのClass Cには入って欲しくないようです。その先のClass Bの下を抜け、さらに4000、3500と降下指示を受けつつ進入を続けます。Glisby空港の東から南へ抜け、Mt Helixの手前でFollowingが終わりました。そのままMontgomeryタワーへコンタクトします。ここでは、どの機もSquawk0400を指示されるようで、そのままストレートイン28Lを指示されました。初めての空港でしたが、なんとか着陸してexit、groundを呼び出します。unfamiliarと伝えると、Transientはすぐ目の前と教えてくれました。駐機してタイムを確認すると、1時間半ほどのフライトでした。
La Jollaを左手に見ながら海上に出ます
今日のフライトの目的地をMontgomeryとした理由は、この空港にはレストランがあると聞いていたためです。ところが、レストランの入っていそうな建物にはフェンスが貼られています。嫌な予感がしつつ、近くの飛行機にいた人にレストランの所在を聞くと、フェンスにあるゲートを抜けてターミナルビル2Fにあるとのころ。「すごく良いメキシカンだよ。気に入るはずだよ」と言われ、安心して向かいます。その名もMachadoというレストランは、とてもおいしく、当たりでした。ちなみに、飛行機で乗り付けて食べる空港レストランの食事を、俗に$100バーガーと言ったりします。それほどコストのかかる、もしくはそれほど価値のある、という意味がありますが、なんだか優雅なような、現実的なような、複雑なネーミングです。
Torry Pinesのグライダー滑空場
$100バーガーならぬ$100タコスの食後は、Montgomeryから海側に出、そのまま北上してOceansideに向かいます。この辺りもClass Bの空域に上下を挟まれており、3500feetで飛ぶ事にします。離陸して、まっすぐ西に進み海に出ると、そこは高級住宅地で知られるLa Jollaの海岸。ここへは以前にアザラシを見に来たことがありましたが、優雅な海岸街の景色をかすめながら、海岸線を北へと変針します。やがて右手には、Torry Pinesというグライダー、ハンググライダーの飛行空域を下に見ます。ここもLa Jollaと同じ日に訪れましたが、たくさんのグライダーが崖から飛び立って、飛んでいました。今日も下に飛んでいるのを目にしました。
Palomar発のCitationが上昇していきました
Socalからは、4500への上昇を指示されます。Palomarのトラフィックとの干渉を避けるとのこと。すぐにPalomarの上空近くに到達しますが、なかなか降下の許可を出してくれません。聞くと、PalomarからCitationが上がってくるとのこと。滑走路から飛び立つ機体を見つけ、Traffic Insightをアピールして、ようやく3500feetまでの降下許可を得ます。Oceamsideは2度目なので、簡単に空港を見つける事が出来ました。Flight Followingを終了してもらい、Oceamsideに位置通報をしながら降下します。まだまだ高いので、左に360度旋回を行なって高度処理をして、空港真上からRight Downwindに進入します。他の機体は付近にはおらず、そのままBase、Finalへ。接地寸前に風に煽られますが、何とか着陸。このレグはフライトタイム24分(エンジン始動後36分)でした。
左360で旋回降下中
そのままタクシーバックして離陸します。非力な上昇にイライラ、ハラハラしながら右ダウンウインドから出発。ここからのルートは以前も経験があるので、4500feetでFollowingも取らないつもりでしたが、Socalに合わせると、ほど良い込み具合で、自分もという感じでFlight Followingを要求。Lake Elsinoreを超えた辺りで降下許可が出ました。いずれFollowing終了を告げられると思っていましたが、Airport Insightを告げても、そのまま継続され、直接タワーに引き継がれました。タワーからは当初、26RへのLeft Base進入を許可されましたが、その後ストレートインの機に26Lへの着陸許可が出てしまい、こちらはDownwindに回り込むか、26Lへの変更を指示されます。26Lをアクセプトし、オーバーシュートしないよう注意しながらファイナルに入ります。
第3レグ、Chinoに向けて飛行中
これまでの着陸は、「なんとか」レベルなので、最後は決めたいと思いますが、やはりフレアで左に流され、またもや「なんとか」という感じに。そろそろ、再度真剣に着陸の練習をしないといけないかもしれません。着陸して出口のTaxiwayまで走っていると、横にC172が着陸。その通過後に26Rの横断許可が出、滑走路を抜け、グラウンドにコンタクトしてスクールまで帰りつきました。Loisが迎えてくれたので、これ見よがしにチェックリストを使っているところをアピールしつつ、エンジンシャットダウンの手順を完了。しかし、このリストの最中に、着陸直後の手順であるLanding Lightを消し忘れているとこに気がついたのでした…。フライト時間は48分(エンジンシャットオフまで54分)でした。

到着直後(左手格納庫がスクール)

飛行距離(直線距離);
CNO-MNY 74nm:
MNY-OKB  26nm
OKB-CNO  48nm
Total 148nm(約270km)

飛行データ(Google Earth上で表示されます):
ダウンロード(Google Earhが必要です)

飛行実績
飛行時間:3.0(累計78.7時間)
:PIC時間3.0時間(累計29.5時間)
:夜間0.0(累計3.1時間)
着陸回数:3回(累計205回)
:夜間0回(累計10回)

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