2011年7月24日

[IFR12]VORホールディング

今日は夕方のフライトです。仕事を切り上げるのが少し遅くなってしまった関係で、Mikeに遅れるとお詫びの連絡を入れてからスクールに向かいます。幸い、道路は順調で少しの遅れですみました。

前回はグラウンドスクールが、教室が無いとの理由でスクールのソファでホールディングについて少しだけ行なっただけでしたが、今日はしっかりということで教室で1時間行います。Du Boisは教室が3つ(一部屋ともう一部屋を2ブースに分けたもの)があり、普段のトレーニングに使用する機体(Cherokee)も3機なので足りるはずですが、グラウンドだけの人がいたりすると足りなくなるようです。
さて、今回は、テキストでEnrouteについてとHoldingについて復習しました。基本的な授業の方法は、
予め読んできて分からなかった点をこちらから質問すること、また理解度の確認のためにMikeがこの用語の意味は、といった感じで質問してきます。

Enrouteでは、MCA、MOCA、MEA、COPといったエアルートのルートや高度規定等に関する用語などがあり、それらを理解し頭に入れる必要があります。理解できていたつもりでしたが、MORAについて質問されno ideaとなり、さらにGrid MORAというのもあるということで、全く未知の話となりました(実際テキストにも出ていなかったのですが)。

Holdingについては、エントリーの際パラレルとティアドロップは、Fix通過後はコースではなくヘディングを維持するということでした。今日はVORホールディングをするということで、intersectionでのホールディングと違い参照するVORは1つですむこと、ただしVORに近付くと感度が繊細になるので特に方位の管理に気を使うことを習いました。

1時間のグラウンドの後は、フライトです。VORでのホールディングですが、Chino近くのParadise(PDZ) VORを使いますが、様々な機体が実際に航法に使用するために通過していきます。また、空域的にも2800feet以上はOntarioのClassCになっているため、離陸前にPDZでのホールディング許可を得る必要があります。この辺りはMikeが全部やってくれましたが。交信と言えば、この時、日本のスクールのセスナがタクシーして戻っていきましたが、Du Boisの機体が先に行くのでその後を通るように、との指示がGroundから出されたにもかかわらず全く応答がありませんでした。3度Groundから交信があった後、 Du Boisの機体の方に待機指示を出していました。英語理解の問題か、無線の問題か分かりませんが、どちらにしても危ないことです。

さて、Chino Towerからは3500feetでの旋回を指示されました。肝心のVORホールディングですが、最初のホールディングをVORの東で行なうようにとMikeから指示が出ました。操縦も担当しており、上昇中のため、紙に書いて確認する余裕もありません。素直にMikeに操縦を変わってもらい、紙い書いて整理すれば良かったのでしょうが、そのまま混乱してしまいました。Mikeに助け船を出してもらい、VORのセッティングをしましたが、かなり悔しい思いをしました。また、下の3000feet、上の4000feetの両方に他の機がおり、高度がずれるとMikeから注意が飛んできます。確かに、他の機もずれると本当に危ない状況になるので当然のことです。

ホールディング自体は問題なく行なえ、その後Mikeの操縦で一度南に飛んでから、今度はPDZの北側でホールディングするようにとのこと。ここではVORのセッティングをInboudにセットすべきところを逆にしてしまい、Mikeに注意を受けます。VORホールディングでは、通過後にInboundにコースをセットするとのこと。エントリーに関してミスを繰り返しつつ、ホールディングは問題なく出来ました。何度か回った後、いつものように帰途につきました。

ILSの電波に乗って降下した後、フードを外す許可が出ましたが、そこでMikeが「着陸の見本を見せる」とのこと。最近、フードを外した後の着陸に満足いかない事が多く、それをMikeに伝えていたため、考慮してくれたようです。私の場合、引き起こしが早すぎるのが不満足な結果になる原因のようで、しっかりと地上に近付いてから引き起こすこと、引き起こし過ぎないようにして、速度が落ちて降下するのを待つこととの話でした。

今日のトレーニングでは、まだまだ頭の処理が一杯になると、注意が十分に回りきらなくなることも実感しました。まだまだMikeの注意力に及ばない感じですが、IFRの操縦に慣れて、注意が十分に回るようになりたいものです。少し自分に不満の残るフライトでした。Mikeは、「いつも上出来だと進歩を感じないだろう」と慰めてくれましたが、そのような慰めをもらわないくらいの技量を早く身に付けたいとも思いました(笑)。

飛行実績:
飛行時間:1.1(累計99.9時間)
:PIC時間0.0時間(累計38.9時間)
:Instrument 0.8時間(累計10.7時間)
:Instruction 1.1時間(累計14.4時間)
 :夜間0.0(累計3.1時間)
着陸回数:2回(累計225回)
:夜間0回(累計10回) 

グラウンドスクール:
内容:テキストChapter5 SectionC
:Holding
1.0時間(累計6.4時間)

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