2011年7月27日

[IFR13]実機とシミュレーターでホールディング

今日は、ホールディングのおさらいということで、フライト予定でした。前回のホールディングでの慌てぶりがないようにと思いながら、Mikeと打ち合わせの後、出発します。
MikeのHolding図解。左の5TはIFRの基本。
いつものように(Rwyは26RではなくRwy26Lでしたが)飛び立ち、PDZ VORに向けてホーミングします。その後、NIKKLインターセクションに向けてVORトラッキングをし、Ontario ClassBの範囲を抜けてフルスロットルで上昇を始めた直後、Mikeがコントロールをよこせと言ってきました。スロットルを調整しつつ、「エンジン音がおかしくないか」と言います。そのときは、正直あまり良く分からなかったのですが、再度Mikeがフルスロットルに入れた途端、異変が私にも分かりました。

ラフというか、エンジンの振動が不規則になります。「何度か瞬間的に停止したぞ」との事で、引き続きスロットルやマグネトーの調子を確認するMike。しばらくすると安定してきましたが、「さて、どうしたい」と聞いてきました。不安定な調子で練習するのも気持ちが悪いので、即座に「帰りましょう。冒険はしたくない」と返事します。Mikeもうなずいて、戻ることに。念のため、出来るだけ高度を維持して戻ります。最後は、Mikeのフォワードスリップで一気に滑り込むようにRwy26Rに降りました。無事に戻れて何より、Mikeの耳のおかげです。「理由は何だと思う?」と聞くと、「マグネトー辺りかもしれないけど、分からない」とのこと。なるほど。簡単に言い切らずに分からないときちんと言うところが、Mikeの信用できるところだと思います。

「代わりにシミュレーターで同じ訓練をするか」とのことで、もちろんお願いします。初めてみるシミュレーターは、思ったよりも簡単な作りで、Microsoftのシミュレーターとコントローラーを買い集めたら出来上がるのではという感じです。それでもCATII規格だそうで、IFRのトレーニングでは10時間まで使用が認められているとの事です。

まずはChino空港から離陸します。Mikeが「このSimulatorは高度がとても敏感だから、それほど気にしないでいいから」と言いますが、確かに繊細です。VSIが1000を超えたり、0になったり。旋回もバンクを決めるのが難しくふらふらします。これは難しいぞと思ったところで、一度ストップ。今度は場所を移した空中から開始し、Intersectionでのホールディング。必死で高度、コースを合わせます。高度は、Mikeの言葉に甘え、少し精度をあきらめ(+-200feet程度)、とにかくコースを必死で維持します。2回りしたところで、再びストップ。呼ばれて教官卓に行くと、飛んだ軌跡が全て画面に表示されています。思っていたよりはきれいな形でしたが、すべて丸見えというのは、完全にごまかしが聞きません。

次は、VORホールディングということで、PDZに向かいます。ところが、計算をしたエントリーのかくどが間違っており、エントリーパターンと遠くはなれたところへOutboundしてしまいました。Inboundの旋回をしたところで気が付いたのとほぼ同時に、Mikeがストップをかけます。教官卓の画面では、変な方向に進んでいる軌跡が出ています。Mikeは「何がしたかったんだ?」と冷たい一言。角度の計算を間違えた(足し算すべきところを引き算した)ことを伝えると、苦笑いして「今日はここまでにしよう」とのこと。

最後に、デブリーフィングをしましたが、またもや出来の悪い結果となってしまいました。ただ、計算間違いが原因なので、操縦の精度自体はそれほど問題なさそうです。次回は頑張りたいと言うと、Mikeからは「失敗も成長のためには必要さ」とのこと。そう思って、次回に備えたいと思います。

飛行実績:
飛行時間:0.7時間(累計101.5時間)
Simulator:0.7 時間(累計0.7時間)
:PIC時間0.0時間(累計39.8時間)
:Instrument 1.1時間(累計11.8時間)
:Instruction 1.4時間(累計15.8時間)
 :夜間0.0(累計3.1時間)

着陸回数:1回(累計228回)
:夜間0回(累計10回) 

グラウンドスクール:
内容:なし(ブリーフィング、デブリーフィングのみ)
0.0時間(累計6.4時間)

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