2011年7月3日

[PIC19-3]砂漠から海から内陸まで大飛行(その3 Chinoまで)

その2から続き 

Camarilloからは、Riversideまでのレグです。今日はこれまでに早くも、4回の着陸、合計2.6時間のフライトをこなしています。休憩を取っているとはいえ、自身の疲労にも気を付けながら、5500feetでRiversideへ向かいます。
Hazeが若干ありながらも視程は良好
離陸で、あまりに慌ただしい到着機やトラフィックパターンを回る機を5分以上待ちましたが、やがてビジネスジェットの着陸から時間をおいて離陸許可が。後方タービュランスに気を付け、ローテート位置をジェットの着地点の先にするように意識して離陸します。右パターンを回って東へと出発。そのままFreeway10にしたがって進みます。ここは、プライベートのトレーニング中に夜間やソロのクロスカントリーをしたルートで、懐かしく感じつつ進みます。風の状態はとても穏やかで、視程も問題ありません。

El Monteを過ぎてしばらく過ぎた辺りで、「If possible, direct Riverside Airport」との指示が。願ってもない指示で、GPSにRiverside空港をセットし、それを参考にしつつ進んでいきます。Ontario空港とChino空港の間を抜け、3500feetまでの降下指示、続いてさらなる降下許可をもらいつつ進みます。Socalは各空港のATISも読みあげてくれるなど、とても親切な印象。Riversideへの移管もスムーズに進みました。
LAダウンタウンの北を通過中
Riversideでは、Enter Right Downwind Rwy27を指示され、同時にLeft PatternのCessnaに続いてNo.2と報告が。目を凝らしていると、Cessnaを視認しました。Towerからは、「CessnaはTouch & Go」との連絡もありました。 ならば、それほど距離を開けなくてもよいだろうと思い、Finalに入った彼らとすれ違った直後にこちらもBaseへ。速度を落としながら高度を処理し、Finalへまわります。さすがに少し早かったようで、着陸したCessnaが飛び立つのをじりじりと待ちながら滑走路に接近しますが、Cessnaはなかなか飛び立ちません。Go Aroundしないといけないかと思った瞬間、Cessnaがし始めました。ほぼ同時に、こちらはThresholdを通過。もう少し距離は開けるべきだったかもしれません。まあ合格と自分でも思える接地のあと、滑走路から出てGroundへコンタクト、と思ったら周波数を変え忘れており、そのリクエストはGroundへとタワーから言われます。気を取り直してGroundへコンタクト。ターミナルビルまえのTransientへ向かいます。ターミナルビルの前には、Sさんが待っていてくれました。Camarilloからは1.3時間かかりましたが、出発前の時間が長く、実際のフライトタイムは1時間を切っていました。
Riverside空港にて
Sさんが乗り込み、再会の挨拶を交わした後、今後のプランを詰めます。ただChinoへ戻るだけも面白くないので、一度Flabobへ着陸すること、ただし慣れない機体での小さい空港へのアプローチなので、不安を感じたらすぐに着陸を中止し、そのままChinoへ向かう事を打ち合わせます。こうした打ち合わせをスムーズに出来るのは、同じパイロットだからという事で、少し嬉しく感じます。

Riverside離陸後は、Right DownwindがそのままFlabobのLeft Downwindといった近さで、そのまま回り込みます。FlabobはDownwind上に山(Mt. Rubidoux)がそびえたっており、ショートファイナルとならざるを得ない難しいアプローチを迫られます。その上、滑走路の幅は50feetと狭く、路面の舗装状況もあまり良くありません。ここでも我慢を重ね、接地までバルーンしないように進みます。ここも、まあ合格といった感じの着地の後、かなり滑走して減速しました。そのままタクシーバックし、離陸。離陸直後にRiversideにTransitionのコンタクト、2300feetでレベルオフ、Chinoへの移管、コンタクトと慌ただしく処理して、Rwy26Rへの着陸許可をもらいます。本日最後の着陸も、まあまあ。タイムは、RiversideからFlabob、FlabobからChino共に0.3時間ずつ。

その後、いつものようにスクールにタキシングし、シャットダウン。翼が長いため、トーイングして他の機体と駐車しているピックアップの間を通過させる自信がなかったため、スクールに顔を出すとMikeが。お願いすると快く引き受けてくれ、皆で注意しながらトーします。駐機場周りが狭いことが、このスクールの難しい点でしょうか。 かなり気を使います。Mikeに、CFIになったばかりのSさんを紹介します。Sさんは先週ArizonaでCFI、戻って来てからGround Instructorも立て続けに取得したとのことで、今後の活躍ぶりが楽しみです。

その後、Sさんとフローズンヨーグルトを食べつつ、航空英語を活用した英語教育、などというまともなように聞こえてくだらない話をひとしきりして、Riversideで解散となりました。Sさんは間もなく日本に一時帰国だそうで、折角知り合った飛行機仲間があっという間にいなくなるのは、さみしい気がします。 

飛行距離(直線距離):
CMA-RAL 84nm
RAL-RIR 3nm
RIR-CNO 11nm
Total 244nm(All Legs of the Day) 約450km 

飛行データ(Google Earth上で表示されます):
ダウンロード(Google Earhが必要です)

飛行実績
飛行時間:4.5(累計86.5時間)
:PIC時間4.5時間(累計34.0時間)
:夜間0.0(累計3.1時間)
着陸回数:7回(累計215回)
:夜間0回(累計10回)

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