2011年8月6日

[IFR18]負荷の高いトレーニングに息絶え絶え

ここのところ、Du Boisもかなり込み合ってきています。まあ、知っているだけでも4人がFly Coronaから流れて来ていますし、現有機だけでは足りないようで、Louも保有機材の拡充を考えているようです。

今日もその影響で、機体を予約する事が出来ず、シミュレーターでの訓練となりました。Mikeと打ち合わせをしますが、いきなり知らないDagett空港のVORを指示されます。さらに、Riverside空港のILSアプローチを引き続いて行うとのことで、急いで2つのチャートで確認します。

VORアプローチはほぼ問題なく出来ました。このVORアプローチはまず、VOR上空を通過後、コースを逆行してProcedure Turnを実施し、VORまでアプローチするもの(MDPがVOR)でコメントとしては、最初のVORの通過は少し早目でも良いかもということ。

ここまでは順調だったのですが…。

次は、Riveerside空港のILS9 Approach。ローカライザーにインターセプトして順調に降下しますが、Intersection確認のために使用していたPDZ VORを表示させていたVOR2が突然動作不良に。何か間違えたのかと思って確認しますが、良く分かりません。Mikeに「質問があるのだけど」と言っても、素っ気のない返事。シミュレーターを止めてくれる様子もないので、そのまま着陸を続行。そこでMikeから「Go Around」の指示が。相変わらずVOR2は動いていないようで、この時になって初めて、「Mikeがわざと不作動の設定にしたのでは」と勘づきました。実は、VOR2不動作でIntersectionの位置が分からなかったにもかかわらず、この辺りと目星をつけてIntersection通過を宣言しまっていました(適当についたウソということになります)。これはまずいなあと、嫌な気分になりながらMissed Approach Courseをたどり、PDZ上空でホールディングします。VOR2の不作動を管制官役のMikeに伝え、さらに旋回の指示をもらいます。2周ほど旋回したでしょうか。


「After Over PDZ VORTAC、Fly Outbound 130 Radial」とHoldingから出発の指示をもらいましたが、動揺しており、Bearingと勘違いして310度のコースで出発しようとしてしまいました。ここで初めてMikeがシミュレータをPauseし、RadialとBearingを混同しないようにとの注意をもらいます。さらに、VOR Intersectionに向かえとの指示。どうやってVOR Indicator一つで2つのRadialの交点を見つけられるのか…。Mikeにギブアップを宣言しますが、「考えれば出来る」との一言で、一時停止はしてくれません。残ったVOR1を頻繁に切り替えて2つのRadialを測るしかないかと思い、周波数とコースを行ったり来たりしながら確認します。ようやくMikeが助け船を。「一つのRadialの乗っている状態ならば、ヘディングを維持しておけば、早々コースから外れない。あとは、もう一つのRadialをセットして、クロスするのを待てばよい」とのこと。ここで飛行は終了し、そこからMikeの長い説明が始まりました。

VORを不作動にした理由は、VORをセットした後にIdentifyをしていなかったから、とのこと。確かにVORの周波数をセットした時、なぜかIDの音が出ず、後で再度確認しようと思ったまま忘れていました。試験だと、これで十分落ちる事になる、とのこと。言われたことが出来ていない、本当に出来の悪い学生が注意される図になってしまいました。さらに注意を受けたのは、計器上で確認できなかったIntesectionを適当に通過と言ってしまったことです。自分としても、間違ったこと(すべきでない事)をしてしまっているのは分かっているので、どうにも頭が上がりません。

なかなかバツが悪かったのですが、自分の中で、問題が起こった時に適当に処理をしようとする傾向があることが、はっきりと自覚できました。これは良く良く自覚して、常に肝に銘じたいと思います。それ以外にも、VORの不調を感じたらすぐに管制官に報告する、VORはセットしたら必ずIDを耳で聞いて確認する、VOR1つでもVOR Intersectionにたどり着ける、などなど、大事なことを学びました。

今回のトレーニングは、これまでのような技術的な問題の解決だけでなく、メンタル面にまで踏み込んだ内容となり、ずいぶんと精神的に疲れましたが、得たものも大きいものとなりました。ただし、このような精神的に追い詰められるのは、今回限りになればと思っていますが(笑)。Mike、穏やかな表情でいて、なかなか厳しく追いつめるタイプのようです。

飛行実績:
飛行時間:0.0時間(累計104.0時間)
Simulator:1.3 時間(累計4.4時間)
:PIC時間0.0時間(累計39.8時間)
:Instrument 0.0時間(累計17.4時間)
:Instruction 1.3時間(累計22.0時間)
:夜間0.0(累計3.1時間)

着陸回数:0回(累計230回)
:シミュレータ着陸:0回(累計1回)
:夜間0回(累計10回) 

グラウンドスクール:
内容:ブリーフィング、デブリーフィングのみ
0.3時間(累計9.2時間)

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