2011年8月16日

[IFR20]シミュレーターで5T

今回はシミュレーターでの練習です。スクールのシミュレーターはFAAからCATIIに認定されているもので、IFRのトレーニングの場合、10時間までトレーニングでのフライト時間に計上する事が出来ます。

今回は、これまで実機でも行なっているCorona空港のVOR-Aと、新しく行なうChino空港のLOC26Rアプローチです。LOC26RはRwy26Rへのローカライザーアプローチのことで、ILSの水平の誘導電波であるローカライザーだけを使用して滑走路に接近する方法です。垂直方向の誘導電波であるグライドスロープを使用しないので、FIX(航路上の地点)を通過するごとに、次の降下高度まで階段状に降りて行きます。言わばVORとILSの中間のようなアプローチです。

シミュレーターでChinoを離陸します。ずっと気になっていた質問をMikeに尋ねます。「地上での離陸から始めなければいけないルールでもあるのか」。答えは簡単で「以前、空中からスタートさせようとした時、上手くいかずにフリーズしたから」。特にルール等はなかったようです。

離陸したあとは、Mikeが完全に管制官役を行ないます。何とか答えようとしますが、言い回しが分からず苦戦します。Mikeはさらに試験官役も担当して、5T(Turn, Time, Twist, Throttle, Talk, Track)もインターセクション(FIX)ごとに読み上げていかねばなりません。そのうえ、シミュレーター独特の繊細な動きの中で、操縦を続けなければいけません。これらをすべてスマートにこなすのは、まだまだ練習が必要なようです。

これまではシミュレーターでも途中で「一時停止して下さい」とは言わずにやってきましたが、今回はところどころで一時停止してもらい、次の手順を確認します。それでも、5Tをきっちりとこなすのはなかなか大変です。CoronaのVOR-Aを2回、ChinoのLOC26Rを1回(これはまだ、比較的に簡単)一通り2つのアプローチを行なって今回のトレーニングは終了しました。

今回もまた、ふらふらになってトレーニングが終わりました。Mikeからの提案は、一度シミュレーションのパイロットと教官役を逆にして、教官卓で飛行機の現在位置を確認しながら5Tや交信の練習をするのはどうかというものでした。それでもいいですし、単にチャート上で確認しながらの練習でも良いので、少し負荷を下げた練習が必要な気がします。

まだまだ、先は長そうです。

飛行実績:
飛行時間:0.0時間(累計105.3時間)
Simulator:1.2 時間(累計5.6時間)
:PIC時間0.0時間(累計39.8時間)
:Instrument 1.2時間(累計19.6時間)
:Instruction 1.2時間(累計24.5時間)
:夜間0.0(累計3.1時間)

着陸回数:0回(累計231回)
:シミュレータ着陸:1回(累計2回)
:夜間0回(累計10回) 

グラウンドスクール:
内容:ブリーフィング、デブリーフィングのみ
0.2時間(累計10.4時間)

2 件のコメント:

  1. こんばんは。
    ここ最近のブログから、なんだかたいへんなトレーニングを受けてらっしゃる様子ですが、ぜひ頑張っていただいきたいと思います。それにしてもやはり計器訓練(?)ともなると本当に複雑なんですね。 教官にとっても、生徒にどう指導して体得してもらうか、技量のみせどころになりそうですね。
    ブログのアップデイトを楽しみにしています。

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  2. プライベートのトレーニングは楽しくて仕方が無かったのですが、IFRはなかなか難しいです。特に全てのチェックを英語で頻繁に行うため、頭がまだまだ付いていっていない感じです。よく「飛行機の先を飛べ」とMikeから言われるのですが、まだまだ飛行機の後を付いていっている時があります。
    Mikeに「少しずつ良くなっている」と慰められつつ、チャレンジし甲斐のある課題と思って頑張っています。

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