2011年8月24日

[IFR21-25]引き続き練習を続けています

毎回のフライト毎に投稿しようと思っていましたが、ついに挫折してしまいました(笑)。最近は、毎回同じ内容のフライトトレーニングで、かつミスも同じ感じ、すなわち進歩が無く止まってしまっているような状況で、書く内容も無くなって来てしまっていました。
Lou校長がCM撮影で使用した機体(C310)
この間、5回トレーニングを行い、1回はグラウンドスクールのみ(GTB:機材不調で地上引き返し)、1回はフライトシミュレーター、残り3回は実機(パイパー・チェロキー)での練習でした。この間、いくつかのことがありました。
  • KudjoさんがInstrumentに合格した
  • GabrielさんがInstrument、Commercialに合格した
  • Lou校長がCMデビューした
まあ、こんなことがありました。Kudjoさんは、天候不良、機体トラブルに見舞われ、3度目の正直で試験を受け、一発合格しました。Gabrielは、Fly Coronaで私と同じ日にPrivateを受けましたが、彼もDuboisに移り今回、無事にInstrumentとCommercialまで合格しました。Multi Engineに合格したあとは、地元ペルーの航空会社(LAN Peru)に応募するそうです。その会社に通れば、B767の乗員にいきなりなれるそうで、一緒にテストを受けていた人間がそんなプロになるかもしれないと聞いて、驚きました。Kudjoさんも、CommercialとMultiを終えれば、今回の訓練は終わりだそうで、また知り合いが旅立っていく感じです。
LouがP席に座りパターンを周りに出かけました
一方の私ですが、5回の訓練のうち3回は全く進歩が見られず、これは本当にダメかもしれないと「挫折」という言葉が、初めて頭に浮かびました。そのたびに、Kudjo、Gabrielが「慣れれば簡単だから」と励ましてくれ、またインストラクターのMikeも「確実に進歩しているぞ。今回は前よりもずいぶんうまくなった」とおだててくれました。こうした励ましやおだてのおかげか、残りの2回のレッスンでようやく実感できる前進がみられ始めた気がします。

練習をしているアプローチは、
  • ILSアプローチ:Chino、Riverside、Brackett
  • LOC(ローカライザー)アプローチ:Chino、Brackett
  • VORアプローチ:Corona、Brackett
の3種類です。難易の差は特に無いのですが、あえて言えば、Off Site(空港から離れたところにある)VORを使ったアプローチ(例:Corona空港のVOR-Aアプローチ)が難しい気がします。これは、VORの真上を通過するのが難しいためで、近づくにつれて針が繊細に反応し始め、針路の操作が悩ましくなります。ILS、LOCも同じように近づくにつれて反応が繊細になりますが、高度計で滑走路までの距離の見当がつきます。VORでDMEが無い場合は、いつ直上を通過するかを判断する材料が無いため、操縦が難しくなる気がします。

それ以外に、一番頭を悩ましているのは、空中での以下の操作です。
  • アプローチ前のアプローチブリーフィング(5A&M)
    • ATIS
    • ALTIMETER
    • APPROACH
      • how low
      • how far
      • which way
    • AVIONICS
    • AIRSPEED
    • Missed Approach
  • インターセクションごとの5T
    • Turn
    • Time
    • Twist
    • Throttle
    • Talk
    • Track
  • ATC
これらの手順が一度に押し寄せ、さらに操縦も精度を保つ(高度+-100feet、針路+-10度、速度+-10knots)必要があります。また、アプローチによっては、FAF(Final Approach Fix:最終進入点)でタイマーをセットし、時間でMAP(Missed Approach Fix:着陸復航点)を割り出さなければいけません。こうしたことを一つ一つ精度を保って行うことは、とても難しく、操縦の精度が乱れたり、インターセクションでの確認事項を飛ばしたりして、Mikeに注意を受けます。Mikeの注意を受けずに、かつ全てが定められた精度におさまるように仕上げないといけない訳です。
初めて見かけたスクールラッピングの車
先日の5回めのトレーニングでは、自宅でイメージトレーニングをしました。ATCについても、まだまだMikeに任せてしまうのですが、出来る限り自分でRead Backしようと決意しました。大げさに言えば、気合を入れてトレーニングを迎えた感じです。その成果か、いくつか失敗はあったものの、あたふたすることはずいぶんと減り、余裕を持って操作できることが増えてきました。Mikeも「You are flying front of aircraft today」と何回か言ってもらえました。これまでは、"flying behind aircraft"だったということでしょう。
スクールラッピング号その2。側面はこんな感じに
これは頑張ればゴールに到達できるのでは、という気がはじめてしてきました。まだまだ、VORのコースセッティングを間違えたり、タイマーの開始時点を間違えたりと、大きなミスもあったのですが、次にやればうまくできるのではという一種の自信(妄想)が持てるようになりました(笑)。
スクールラッピング号その3。ずいぶん気合の入ったラッピングです
最後に、Lou校長のCMデビューについてですが、先日Chino空港でオートバイ(カワサキらしいです)のCM撮影があり、飛行機も一緒に映るとかで、その操縦をLouが担当しました。そのためにCessna310を借りてきて、その上、自慢の髭と髪をさっぱりと刈り込んでいました。撮影日の後だったのですが、皆からさんざん「Louはセレブリティになった」だの「映画スターだ」と言われていて、まんざらでもない様子でした。

今回、これまでに行なったアプローチトレーニングを集計しました。以下の通りです。

 アプローチ合計(Simulator含む):
22回(ILS10回、LOC4回、VOR8回)

飛行実績(5回合計):
飛行時間:3.6時間(累計108.9時間)
Simulator:1.4 時間(累計7.0時間)
:PIC時間0.0時間(累計39.8時間)
:Instrument 4.1時間(累計23.7時間)
:Instruction 5.0時間(累計29.5時間)
:夜間0.0(累計3.1時間)

着陸回数:3回(累計234回)
:シミュレータ着陸:0回(累計2回)
:夜間0回(累計10回) 

グラウンドスクール(5回合計)
3.7時間(累計14.1時間)

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