2011年8月26日

[PIC23]久しぶりの定番Ramona詣で

調べてみると1ヶ月前にHさんとLocalのフライトをした後、トレーニング以外のフライトを全くしていませんでした。すなわち、フードなしで1ヶ月間飛んでいないことになります。これは精神衛生上も良くないと思い(笑)、また最近のトレーニングの成果をフライトに反映させたいとも思い、久々にクロスカントリーに出かけることにしました。
上空から望むSan Diego方向はHazyな感じ
これもまた1ヶ月ぶりのFly Corona。この1ヶ月、3回日本からのお客さんを連れてスクールを案内しに来てはいましたが、飛んでいませんでした。ひさびさのCorona空港、ひさびさのC150です。期待を念入りに点検してから出発します。最近、Fly Coronaはずいぶんと機体内外部の清掃やメンテナンスに力を入れ始めているようで、特にC150は導入当初の状態から比べると、見違えるほどきれいになりました。さらに100時間点検直後だそうで、調子はよさそうです。ところが、気持ちよくエンジンをかけようとすると、なぜかかかりません。かかるのですが、2,3秒ですぐに切れてしまいます。4回挑戦して同じ結果。嫌な予感を持ちつつ、スクールのスタッフにお願いしてかけてもらうと、憎らしいことに一発でかかりました。しかし、今日は出先でエンジンは止めずに、そのまま飛んで帰ってこようと心に誓います。
Temeculaを過ぎると右手に海が見えてきます
一度かかったエンジンは、その後の調子は順調です。しかし、ランナップでは、かなり丁寧にエンジンの調子を確かめ、特にアイドリングを長めにして様子を確認しました。順調のようで、ようやく離陸となりました。気温が低かったこと、一人乗りということもあってか、覚悟していたよりは力強く上昇していきます。それでも、かるいガストに凧のように揺れ、C150は軽い機体であることをあらためて実感します。
Lake Elsinore上空。スカイダイビング実施中とのことでした。
このルートには、だんだん慣れてきていることもあり、初めてナブログなしで飛んでみました。それでも、天候チェックやGPSの補助使用などは、いつもと同 じように行い、さらにFligth Followingもお願いします。高度は5500feet。驚くほどSOCALは静かで、細かく対応してくれます。このルートの景色は殆ど全て覚えてき ており、Lake Mathews、Lake Elsinore、Canyon Lake、Temeculaと越えてRamonaに向かいます。Temeculaの南の峠を越えると右手奥に海岸線が見えてきます。海岸線一帯はマリンレ イヤで雲がべったりと貼っています。それでも、陸地奥までは入り込んでおらず、Palomar空港もはっきり視認できました。内陸のRamona空港方向 は快晴で、Temeculaを過ぎてすぐに空港のある台地が視認できました。
Riversideへ飛行中、Big Bear方向の山。
SOCALからは5500feetより下がらぬように言ってきており、そのままの高度を維持します。空港まで12,3マイルほどの地点でAirport Insightを告げ(とっくに見えていましたが)、Followingをキャンセルして降下を開始します。RamonaのATIS受信、Towerにコンタクト。いつものようにRight Traffic Rwy27への進入を指示されました。周囲は、トラフィックパターンを回る機が2機、西からの進入機(Mooney)が1機の状況です。Downwindに入るところでコンタクト。左トラフィックパターン上の機の後に続けとの指示。視認できないので、「Looking for the traffic, please call my base」とリクエスト、タワーからは「I can do that」との返信。
4500feetなので、テメキュラ手前の峠をこんな高度で通過します
速度を落としつつ先行機を探していると、BaseからFinalに旋回中の機体を発見。タワーにその旨を告げると、Base進入許可が出ました。ATISではWind Calmとなっていましたが、Final上では弾むようなバンピーな風。ボワン、ボワンと言った感じで上下に揺さぶられます。フラップは25度程度として進入します。滑走路上でも風が吹き着地点が伸びましたが、何とか着陸。タクシーウェイに出ると、後続のムーニーが降りてきました。第1レグのブロックタイム1時間、フライトタイム50分でした。
フライト中のパネル。やはりC150は鈍足です。
タクシーバックしてそのままRwy27から離陸。 来た道を引き返すように、北上します。再びFlight Followingも要請。行き先はRiverside空港としました。4500feetで止めて、比較的低い高度で地上を眺めながら進んでいきます。無線の調子が少しおかしく、応答しているのにも関わらず、しばらくしてから再び呼び出されることが2度ほどありました。いずれも、再度の呼び出しへの返答はしっかりと届いており、もしかしたら送信ボタンの接触が少し良く無くないかもしれないと感じ、意識的に強く押すことにしました。
帰り道のLake Elsinore。引き続きジャンプ実施中とのこと
Riversideに向かうのに、MarchのAirspaceに入らないようFreeway15を北上しようとするとSOCALから「verify heading to Riverside?」と尋ねられました。「We are following freeway15, after 15/91 intersection, will turn heading to Riverside」と返信。Flight Followingなので、そのままC Aircpaceを突っ切っても良かったわけで、余計な気を回してしまいました。Lake Mathewsの手前でFlight Followingを終了してもらい、Riversideタワーにコンタクト。その直前に、Du BoisのインストラクターMikeの声が無線に聞こえてきました。彼は長いフレーズに応答する時、「OK」から始める癖があるので、すぐに分かります。向こうでも、下手なATCと言うことで、私が飛んでいるのが分かっていたかもしれません(笑)。
Coronaでの45進入直前。結構、山に近づきます。
RiversideからはLeft Base Rwy27に入ること、Auto Center上空での交信を指示されました。Auto Centerは Baseの延長線上で空港から3マイルのところにある、自動車販売店が集めっている地帯のことで、Riverside空港でのレポート地点として多用されています。レポートを入れると、「Make Left 360, Large One」とのこと。指示に従って左旋回すると、次は「Fly northeast, follow freeway91 eastbound」とのこと。ジェット機が進入中で、そちらを先に通したかったようです。No.2 for landingとの着陸許可。ジェット機の視認を報告しますが、その直後に別のセスナも北側から進入しており、91号線上にいたこちらとの位置関係から、さらにそちらも先に行かせたくなったようで、引き続き91号に沿って進めとの指示が。ビジネスジェットの直後ではWake Turbulanceが心配だったので、むしろラッキーと感じました。
Coronaの45進入直前、その2。見通しが悪く注意が必要です。
次のセスナも視認し報告。続いての着陸許可が改めて出されました。ところがこのセスナ、降下せずに高い高度を維持したまま。速度も遅いようで、こちらもFlapを出して速度を殺し、距離が詰まらないように気をつけます。降りないのかと思った頃にようやく、ダイブするように降下。Engine FailureのSimulationだったのかもしれません。その後に引き続いて着陸。着陸後にタワーから協力への感謝の言葉をいただきました。第2レグのブロックタイム1時間、フライトタイム55分でした。

最後のレグはCoronaへ戻るだけ。離陸して2500feetで飛び、15/91インターセクションを通過、Left Downwindの45、Downwindと回ってRwy25へ着陸。風はVariableから230度に変わり、風速は4,5ノット。その割にはCenterを維持するのに苦労しましたが、無事に着陸。久しぶりのクロスカントリーを無事に終えることが出来ました。今回は、できるだけ直線を飛ぶことを心がけ、また飛行時間もタイマーを使って管理しました。着陸にはまだまだ納得がいかないですが、VFRでの爽快なフライトを思う存分楽しむことが出来ました。 第3レグのブロックタイム24分、フライトタイム18分となりました。

飛行実績:
飛行時間:2.4時間(累計111.3時間)
Simulator:0.0時間(累計7.0時間)
:PIC時間2.4時間(累計42.2時間)
:Instrument 0.0時間(累計23.8時間)
:Instruction 0.0時間(累計29.5時間)
:夜間0.0(累計3.1時間)

着陸回数:3回(累計237回)
:シミュレータ着陸:0回(累計2回)
:夜間0回(累計10回)

2 件のコメント:

  1. 久し振りの空の散歩をエンジョイされて良かったですね。
    航空写真、特にレイクはいつ見てもいいなぁと思います。
    リフレッシュされたところでまたIFRのトレーニング頑張ってください!
    前投稿にあった DuBois スクール広告車、街でみかけたらびっくりですね(笑)Lou 校長のCMデビューも微笑ましいことです。

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  2. Lou校長ですが、ご自慢の髪と髭を剃っちゃって勿体なくなかったのだろうかと思います。トレードマークが無くなってしまった訳ですので(笑)

    やはり、たまにはVFRで飛ばないと面白くない事が良く分かりました。操作は一緒でも、全く別の乗り物に乗っているようで、やはり空の中を飛ぶのは気持ち良いです。飛行中の写真、もう少しうまく撮れるようになりたいものです(笑)

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