2012年1月23日

私の通う二つのスクールについて

最近、日本在住の方から私が通うスクールについての問い合わせがありました。もしかしたら、ブログをご覧の人にも参考になるかと思い、その方にお伝えした内容をまとめ直して、掲載します。

私の通うFly Corona!(Corona空港)、Du Bois(Chino空港)の二つのスクール、どちらも一長一短があります。どちらも米国人経営のスクールで、日本人は私以外にあったことはありません。もちろんCFI(インストラクター)も日本人はいません。それで良いという人向けの情報になります。2つのスクールはアメリカの平均よりは問い合わせ等に関するレスポンスも早く、小まめな対応をしてくれますが、日本の感覚で考えるといい加減に感じる部分もあるかもしれません(笑)。

[雰囲気について]
雰囲気的にはFly Coronaの方が、明るく、オープンな感じがします。ラウンジもこぎれいにしています。Facebookページ等も充実しており、海外からのお客さん(特にヨーロッパ殻が多いようです)もそこそこいるようです。台湾の管制官の方も、ここでライセンスを取ったりしています。 
Chino空港のFly Corona!
Du Boisの方は真面目な感じで、必要な部分以外にはお金をかけずに地味な感じです。プロや上級ライセンスを目指すには良い感じです。CFIの平均年齢はこちらの方が高く、また勤続年数も長いです。社長のLouを中心に家族経営、という感じがします。 
Chino空港のDu Bois
[トレーニング環境について]
機体もFly CoronaはCessna中心、Du BoisはPiper中心という違いがあります。あとChino空港は大きいので、滑走路までのタキシングに時間がかかります(片道、5分程度伸びる程度ですが)。また、他機との関係でHoldを指示されることもあります。トレーニングの場合、
意外とこうした積み重ねがコストに影響したりします。Corona空港は小さいのと非タワーなので、こうした事はありません。駐機場から滑走路までは1分とかかりません。
 
機材の整備は、Du Boisの方が熱心です。機体を格納庫に毎日きっちりとしまっています。飛行機の掃除専門に人を雇ったりもしています。INOP(使用停止)の計器などもありません。
Fly Coronaもスタッフが拡充され、以前に比べると随分しっかりとして来ています。ただし、良く乗るC172はFlap IndicatorがINOPで、翼を目視しながらFlapの出方を調節しないといけなかったりします(笑) 
 
[予約システムについて]
予約は、Fly CoronaはWeb上で行えます。機体だけでなく、教官の予約や両者のキャンセルも全てWeb上で行えます。Du BoisはWebで予約状況は分かるのですが、予約自体は、電話・メールで直接スクールに依頼しないといけません。こうした事もあり、思い立って気楽に飛ぶ場合は、私はFly Coronaを使うことが多いです。
 
[サーチャージについて]
料金ですが、両者がホームページで掲載している価格について、Fly Coronaは燃料価格に応じて燃料サーチャージが発生します。ずるいことに、Webページに掲載していないのですが、書き写しておいたものを以下に記します(2012年1月現在)。ちなみにDuboisはサーチャージはかからず、それを売りにしています。
 
Fly Coronaサーチャージ表(2012年1月現在)
Fuel Price C150 C172
$3.00-3.50 $3  $6
$3.50-4.00 $5  $9
$4.00-4.50 $7  $12
$4.50-5.00 $9  $15
$5.00-5.50 $11  $18
$5.50-6.00 $13  $21
 
[Part61、141について]
どちらのスクールも、PART 61のスクール(任意学校扱い)であり、現状では日本からのトレーニング希望者にI-20(学生ビザ発給に関して、学校側の受け入れを証明する書類)を出すことは出来ないと思います。ただし、Fly Corona!はPART 141(正式教育機関扱い)取得を目指しており、間もなく取得予定とアナウンスされています(2012年1月現在)。PART 141を取得すると、I-20の発行が出来るようになります。
 
[チェックアウトについて]
既にライセンスを持っている人が、レンタルして飛ぶ場合、チェックアウトと呼ばれる技量確認が必要です。これはどのスクールでも行なわれているもので、原則として機種ごとにCFI同乗で飛んで、レンタルして良いかチェックを受けます。この時間は、1~2時間程度が殆どだと思います。チェックアウトは操縦技術だけでなく知識も問われます。その場や事前にメールなどで質問票が送られてきますので、それに回答し、それについてGroundとしてCFIとディスカッションします。チェックアウトに関しては、どちらのスクールも制度は同じです。
 
スクールも経営努力でいろいろ変化がありますので、最新の状況は各スクールに問い合わせるか、私にでも尋ねてみて下さい。私は分かる範囲でお知らせします。 

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