PA30 Comanche(コマンチ)のコクピット。右下の青いレバーはプロペラピッチ操作用 |
重要な6計器(速度、姿勢、高度、昇降、旋回、方位)。この機体は、なぜか高度計が2つ装備 |
無線系(航法、通信)用機器類 |
TransponderとADF。ADF装備機は初めて |
グラウンドスクールは、まず機体の内外でプレフライトでの注意点を教わり、次にコクピットの機器について細かく説明を受けます。また床の点検蓋を外して、ギアの手動でのセット方法や、燃料バルブやSump方法について教わります。燃料のSump時は、Drain下にバケツを置くとのことでした。エンジンが一つ増えるだけですが、システムも単発機とは異なったり、複雑になる部分がいろいろあります。印象に残ったのは、燃料のFeedにCrossfeed(反対の翼の燃料をエンジンに供給すること)があることや、暖気には機種部分に専用の燃焼ヒーターが備え付けられていることなどでしょうか。これは、エンジンが遠くエンジンの暖気を取れないからだそうで、双発機では良くある機構だとのこと。右エンジンの燃料供給系からFuelを分配され、1時間に約1ガロン消費するそうです。
その後は、スクールに戻り、POHを見ながら重要な数字や構造・機構などを確認し、さらにWeight&Balanceの計算も行います(実際久しぶりでした)。GMのKevinがしっかりしているのは、トレーニングを申し出た時に、POHをその場でコピーしバインダーに閉じて渡してくれたことです。今まで、こんなにしっかりとしてくれた人はいませんでした。さらにKing SchoolのDVDセットも配布され、このDVDとPOHで予習をしていたので、初回のグラウンドはスムーズに進みました。
一方、相変わらずFly Coronaっぽいと感じたのは、一緒にもらったPractical Standardの本がCommercial /Multi Engine用だったことです。これはKevinに言いましたが、Commercian試験とMulti Engine試験両用だと説明され、やっぱり違うのではとMattに説明したら、それはそうだということで、Private/Multi Engineの本をくれました。Mattに交換じゃなくて良いのかと聞いたところ、「Commercialの本も折角だからもらっておけば? No one cares!」と言われました。ありがたくもらっておきました(笑)
今回はMulti Enginトレーニングパッケージを購入したので、こうしたものは全て込み料金とのことです。今までパッケージ料金の場合は、ボーナス分も含めてアカウントに入った金額から、一つずつの料金が引かれていました。今回のパッケージは規定訓練(機体+CFI12時間、Ground10時間、その他教材等)がセットになっています。例えばセットに含まれるチャート類を不要な場合は、以前のパッケージはその分の料金がアカウントから引かれずにフライト時間等に使えましたが、今回の場合は次のサイクルのチャートをプレゼント、という風に、運用が変わったようです。Kevin GMの方針なのかもしれません。
以前に比べると少し洗練され、すこししっかりしたものの、相変わらずの気の良さも残しているなあと感じつつ、スクールを後にしました。
マルチエンジングラウンドスクール:
2.0時間(累計2.0時間)
飛行実績:
飛行時間:1.4時間(累計160.1時間)
Simulator: 0.0時間(累計9.8時間)
:PIC時間 0.0時間(累計51.4時間)
:Instrument 0.0時間(累計44.15時間)
:夜間0.0時間(累計4.7時間)
着陸回数:1回(累計308回)
Simulator着陸:0回(累計3回)
:夜間0回(累計11回)
0 件のコメント:
コメントを投稿